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男女の意識

男女の本能的意識の違いで不必要なもめ事が起こるケースが度々あります。次の点に気付くと随分平和な世の中になるのではないかと思います。

足元の問題(男性に対してのアドバイス)

問題解決のアプローチのやり方は男女で違います。女性は各論から入ります。とにかく今できる事から片付けます。一方男性は多くの場合総論から入ろうとするので、どうしても話が大きくなってしまいます。

これが男女のケンカがこじれやすい原因です。ケンカの時に女性は男性に直ぐに出来る小さな事を変えてほしいだけです。ところが男性は必ず『その前に根本的な所をどうするのだ』となるので『じゃ、別れるの?』という話になります。

大元を変えるより今変えられる事で変化が起こります。総論を変える事で変化させようとすると時間が掛かります。各論では『じゃあ、これからはそういう風にしよう』と直ぐに変えられます。そうすると多くの男女間のケンカは解決します。

総論をどうするかという事から『じゃ、別れるの?別れないの?』『そんな話をしていない』という展開になります。仕事でも同じです。

男性は筋道の整合性ばかり考えます。ところが整合性を考えると変化はできません。もう少し柔軟にこことここを直して、取り敢えず今できる事をして、次に出来る事をまたやっていくと次第に変わります。それが変化していけるという事です。

納得と満足(女性に対してのアドバイス)

女性は男性より『損をしたくない』という気持ちが強いようです。女性は満足を求めて動く傾向がある一方、男性は納得感で動きます。男性は100あるうちの70くらいあれば納得できます。身の程を知っているという事です。つまり『俺の度量だったら70で十分』と思う事ができます。

一方女性は満足感を求めますので100あると『100ちょうだい』となります。愛は特にそうで相手の愛が100だとすると、その100が自分に向いてないと満足できません。人によっては100ではなく120くらい求めてきます。また男性は愛という言葉はあまり使いません。女性は『私の事、愛してる?』というように始終愛を意識しています。

女性にとって愛は100点満点でなければいけません。あるいは120点とか、満足感を求めていますから、そうなってしまいます。しかし普段の生活で100点なんて滅多にありません。そうすると、どうしても不足を感じます。『愛情不足だ』という事になります。

満足を求め続けると自分が苦しくなります。満足感を納得感に置き換えるには先ず等身大の自分を知る事です。己を知る事から納得感が生れます。

差別はいけませんが、違いを理解する事は大切です。自分を大きく見せたり、よく見せたりすれば一時の高揚感を味わえるかも知れません。しかしそんなことをするから苦しみや悩みが生れてきます。等身大である事が一番楽です。

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