見出し画像

コミュニケーションの種類

言葉の内容以外の気持ちが伝わるのがコミュニケーションです。一般的には言葉の内容は20%でそれ以外の部分が80%と言われています。

私の家族は動物が好きで自宅には猫が、近所の息子宅には犬が居ます。彼らペットとはさすがに言葉でのコミュニケーションは無理ですがノンバーバルな部分での意志の疎通は可能です。特に犬のアイコンタクトによるコミュニケーションは人より上手かも知れないと思う事があります。

アイコンタクト

人同士のアイコンタクトは目と目を合わせて話す事です。聞き手は『自分を見て話してほしい』と思っています。もし話し手がよそ見をしていたら『つまらないのかな?』と感じてしまいます。

大勢の人を前に話す時は、まずは全体を見渡した後、一人に付き3秒程のアイコンタクトを取りましょう。しかし機械的に端から順番にアイコンタクトを取ったり、同じリズムで首を動かしたりするのでは不自然で、意味がありません。自然な心の動きに従う事が大事です。

見やすい人から目を合わせ、目が合ったら一度止め、その後で次の人に移っていきます。目線の動きを変える時は、話の区切りで間を取りながら行うと目線を外した感じを与えずに自然に見えます。

集団の中では恐怖心からアイコンタクトをできなくなってしまう事もありますが、聞き手の中には話し手を好意的に見ている人が必ずいます。まずはそういう人を探すつもりでアイコンタクトをしてみましょう。

二人で話している時もアイコンタクトは大切です。視線もジェスチャーのひとつです。しかしずっと視線を合わせていればいいという分けではありません。瞬きしたり、ウインクしたり、目をクリクリさせたり、目だけで多くを語ってみましょう。

更に首をすくめたり、手を拡げたりといった首や体の動きが入ると情報量が増えます。ここでもミラーリングが大切で相手に合わせて驚いたり、悲しそうだったらこちらもそうする事でお互いの溝は浅くなります。

ノンバーバルコミュニケーション

言葉の内容以外でのコミュニケーションをノンバーバルコミュニケーションと言います。具体的には声、表情、振舞、服装等があります。第一印象を左右する事が多いのは言葉によらないノンバーバルコミュニケーションです。

例えば好みの声質の人と話すのは心地よいものですし、苦手な声質の人と話をすると不快に思う事があります。この様に人には声の好き嫌いがあり、しかも声によってその人の性格をある程度判断してしまします。会話の中身ではなく、会話の時の声、これが言葉以上に影響を及ぼす事があります。

人間関係を築くうえで、声が笑っている事はとても大事です。会話におけるコミュニケーションは声を通して行われるからです。ではどんな声で相手と話せば好意を持たれるのでしょう。

声のトーンは高めに、低い声は暗い印象を与えてしまいます。声の大きさは大きすぎず、小さすぎず調整します。声が小さすぎると相手に何度も聞き返される事になっていい印象は持たれません。はっきりした聞き取り易い声で話すようにします。

潜在意識に働きかけるには左脳ではなく右脳に働きかける必要があります。右脳に働きかけるには声とか雰囲気が重要です。良い声の人に惹かれるのはその為だと言えます。

電話による会話

電話は対面でのコミュニケーションより更に声が低く聞こえます。従って対面時よりも更にトーンを上げて、声量もいつもより大きくして話さないといけません。そうしないと『怖い』『冷たい』『元気がない』といったマイナスの印象を与えます。

その時のスタンスは『あなたの事が気になって』電話をしてしまいました。自分から電話をする時、理想としては『まるで10数年の友人』か『地元の友人にかける時』のようなトーンでかけるとよいでしょう。

ただし、掛ける時間時間は選びましょう。相手の生活スタイルから考えて、忙しそうな時間帯や家でゆっくりされていそうな時間帯は避けるなどの最大限の想像力を働かせましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?