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限られた時間と向き合う

時間

時間は皆に平等に与えられています。成功する人には時間があって成功しない人には時間がないという事はありません。『時間がない』というのは『それを始めると今やっている何かをやめなければならないが、それは出来ない』という事なのでしょう。時間がないならどちらかに決めなければなりません。

むしろ『何かを始めるなら、何かを捨てなければいけない』という事は当たり前です。『朝から晩まで働いて、睡眠もろくに取れていない』と不満に思っている人がいるかも知れませんが他人に要求されるままに自分の時間を差し出していると、忙しいように感じるのでしょう。しかしそれは目の前の事に没頭していない事で、意味もなく忙しい気がしているだけです。

そして、そもそもそんな状況が嫌なら、なぜそれを変えようとしないのか。結局不満はあっても現状を維持するほうが楽だからそうしているのだと思います。現状に満足しているとは言えなくても行動を変える程の大きな不満ではなく、どうでもいい事を考える暇もあるという事です。

いや暇があると何かを始めない為の言い訳が出来ないので忙しいように振舞っているだけかも知れません。そして『やりがいとは何だ』とか『幸福とは何だ』とか『努力とは何だ』というような役に立たない事に頭を使って、貴重な時間を浪費してしまうのです。

でもそこからは何も生まれてきません。没頭できる仕事と遊びで自分の時間を埋めてしまいましょう。

効率いい仕事の進め方

1) 段取りをする
鳥が空を飛びながら地上を俯瞰するように事態を大所高所から眺め、何から手を付けるべきか処理すべき順番を決める。この作業が為されると一日のスケジュールがはっきりし、自分の気分に左右される度合いが少なくなります。

『事態を俯瞰できると渦中に巻き込まれて右往左往する事が無くなる』とは安岡正篤さんの教えです。段取りを曖昧にしたまま取り掛かると、どこまで進んでいるかが分からずそんな時に電話が掛かってきたりすると増々混乱してしまいます。何から片付けるかの、物の順番を明確にする事は大事です。

2) とにかく手を付ける
ああやこうやと思案する事をやめて行動を起こす。そうすると一つの段階が終われば、次が見えてきてだんだんスムーズに回転するようになります。

3) 一気呵成にやってのける
着手した仕事は一気呵成にやってのける。お昼だからとか、今日はここまでだとか、常識的な判断をせず、一段落するまで一気にやってしまう。人間はリズムで仕事をしますから、リズムを中断しない事は大事です。それと最初から最上の出来栄えを望まない事です。最上の出来栄えを望むと慎重になりすぎてスピードが落ちてしまいます。

それよりも、仕上がりは80%でもいいと考えて、一気呵成に仕上げましょう。しかしながら手を抜いてはいけません。自分の夢を達成するには多くの人の手助けが必要です。『あいつの夢を叶えさせてやりたい』と思ってくれる人が多い程、夢は実現に近づきます。ですから今はファンを増やす時だと思って仕事に一層誠意を込めましょう。そんな仕事ぶりによって自分の評価は高まります。

4) 再吟味する
一度完成したものはしばらく置いておき、時間が経ってから『あれでよかっただろうか、もう一工夫必要なかったか』『これを書き加えたらもっと良くなる』と再び吟味してみる。これによって内容は深みを増し、されに仕上がりがよくなっていきます。やっつけ仕事はすぐに見破られて飽きられます。ものには熟成させる時間が必要です。

人生を俯瞰しよう

成功の秘訣

儲けよう儲けようと血眼になるのではなく、逆に相手の為にお役に立ちたいという気持ちが成功を呼び寄せます。利益を出す為にはしっかりとコストを計算して、原価の上に利益を上乗せしなければいけないけれども一方では利益を度外視した姿勢でなければ人心を掴むことはできません。これは矛盾する様に聞こえますが現実の事です。

次に目標を立てる上で大事な事は『自分は宇宙霊と一体である』という信念です。信念するのであって、ただ思っているだけではいけません。『見えない力との結合を決して忘れてはいけない』と中村天風さんは言っています。

つまり『我欲から出た夢では人を結集し、献身させるようなものにはならない。皆が我を忘れて取り組むことができるような課題は公的なものです』

幸福共生

『幸福とは共に創るもので、お客様、従業員、取引先など、お店に関わっている人々皆が幸せになる事です』これを幸福共生と言います。『あなたの周りに起こる現象は全てあなたの心の反映です。経営にはその人の人格がそのまま現れます。ですから経営者は心を高め、人格を高めなければいけません』これは稲森和夫さんの教えです。

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