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同じ『はい』でもオーバーに

会話は少しの工夫で盛り上がります。また少しでも相手に伝わり易いように工夫をする事でコミュニケーションの質を高めます。そしてお互いの気持ちを高めるような気づかいがあると楽しい関係ができます。

同じ『はい』でもオーバーに

会話ではノリやリズム、その場の雰囲気が重要です。同じ内容であっても会話の流れ方次第で楽しくもつまらなくもなります。例えば恋人や夫婦でこんな話をしていたとします。

『今度の週末はどこかに出かけようか?』『そうね』『比叡山に行ってガーデンミュージアムで花でも見るか?』『いいわね』こんな盛り上がりに欠ける会話をしていたらすぐにでも破局が来そうです。

これが次のような会話ならどうでしょう。『今度の週末はどこかに出かけようか?』『すごくステキ!』『比叡山に行ってガーデンミュージアムで花でも見るか?』『もう待ちきれないわ!』

応え方を大げさにするだけで心理的インパクトが増して、生き生きとした会話になります。同じ『はい』でも『まさにその通り』と答えることや、『賛成』でも『心より賛成します』と応答した方が相手の心に伝わります。

比叡山

テレビの人気トーク番組の司会者は肯定的な答えをする時には『まさにその通り!』とか『確かに』とか『おっしゃる通り!』などと大げさな表現をしています。肯定的な答えをする場合は大げさな表現ほど心理的なインパクトが大きい。

大げさな比喩はけっして無駄にはならないので今後はおおげさな応答を心掛けましょう。

一方否定的な応答をする場合には大げさな表現ではなく、あっさりとしたものが無難です。『ダメダメ』『全く的外れだよ』『ガッカリもいい所だ』などと応えられると反感を覚えられてしまいます。

『晴れたら喜ぼう。雨が降っても喜ぼう。何があっても喜ぼう』

そう考える事が繁栄につながります。真夏のギラギラした太陽の照り付ける日に外で仕事をしていたら『暑くてたまらん。涼しくならないかな』『曇ってくれないかな』と不満に思います。

天気がよかった日の愛宕山

雨が降っている日は『服が濡れてイヤだな』『傘をさすのは面倒くさいな』『車を運転していて、視界が悪くなって嫌だな』と思います。

でも晴れても雨でも『ありがとう』という気持ちにならないといけません。自己中心的な考えからもっと大きな考え方をするように努力すべきです。

天気に限らず自分に不都合な事が起きたら、その事に不満を持つ前に全体的、グローバルな視点に立って物事を考える習慣を身に付ける事が大事です。それが自分の本当の幸せや繁栄につながります。

物事をひとつの視点から見るのではなく別の視点から見ると別のものが見えてきます。

例えば雨が降ってくる。それは変えられません。でも『雨が降っている、嫌だなあ。なんで雨が降るのだ』ではなく『雨か。たまの雨はいいお湿りになるな』とか『雨が降るときっとお百姓さんは喜んでいるだろうな』と考えるようにしましよう。

出来事をポジティブにとらえる事が幸せを呼び込みます。

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