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より充実した人生の為に

生き方

人間は誰でも人生の出来事につつきまわされています。中には諦める人もいますし戦う人もいます。でも人生から教訓を学んで先に進んでいく人は少ないものです。戦う人は人生につつかれるのを喜びます。人生から何かを学ぶ必要がある事を知っているからです。

それに自分から学びたいと思っています。そう言う人は人生からつつかれる度に何かを学び先に進んでいきます。でもほとんどの人は途中で諦めます。一握りの人だけが戦いの道を選び続けます。

この教えを若い時に学べば大人になってから賢明で裕福で幸せな大人になれます。もし学ばなければ、『賃金が安い』だとか『上司が嫌だ』とか仕事や職場環境についてネガティブに思って文句を言い続け、一生を終わる事になるでしょう。

お金の悩み全てを解決してくれるような何かでかい事が起こらないかと一生夢を持ち続ける人がいます。あるいはガッツのない人間なら人生につつかれる度に何の抵抗もせずに降参してしまう人もいます。

一生安全な橋だけを渡り続け、『まとも』と他人に言われるような事だけを実行して、決して起こる事の無い人生の一大イベントの為にエネルギーを蓄え続けます。そして最後は退屈しきった老人になって死ななければなりません。

人生につつきまわされて、されるが儘になっていたわけです。心の奥底で危険を冒す事を恐れていたのです。本当は勝ちたかったのに負けるのが怖くて勝利の感激を味わおうとしなかったのです。そして自分がそれをしなかった事を心の奥底で自覚していて、後悔しています。安全な事以外はしない道を選んだのですから。

自分自身が問題だと気づけば、自分の事なら変えられるし、何かを学んで、より賢くなることもできます。しかし大抵の人は自分以外の人を変えたいと思っています。でも誰かを変えるよりも自分を変える事の方がずっと簡単です。

ウクライナの友人と語り合う

恨まない

どんな人でも『みんな一生懸命生きているのだな~』と思えるようになれば人を恨む気持ちは薄れていきます。恨みや妬みが昂じて人への恨みを持ち続けていると気持ちがかたくなになり、心の中で恨みだけが膨らんでしまい、時には殺意にまで変成してしまう事があります。また人の失敗や不運を願うようにさえなりかねません。

こういった相手のデメリットを望む暗い気持ちはストレスとなり、必ず自分の心や身体にデメリットとなって悪影響を及ぼします。他人を恨まないのはそれが正しいからではなく自分にデメリットのある事だからです。

それでも妬んだり恨んだりする気持ちが収まらないなら、いっそ羨み(うらやみ)を憧憬した方がましです。『あいつなんか…』と妬むのは『相手を引きずり降ろしたい』というネガティブな気持ちから来ています。一方『いつか俺だって』と憧(あこが)れるのは自分も上がっていきたいという向上心だからです。

どんな事でもメリットを見付けられたら自然に感謝の気持ちが生まれます。たとえ些細な事でも、常々『ありがとう』『おかげさまで』『ああ、よかった』と口に出す様にしていると、知らず知らずのうちに感謝癖が身に付いて好感を持たれるようになるでしょう。デメリットと思っていた状況の中にもメリットがあります。

そう気づいたら、そのメリットを大きく膨らませて自分に言い聞かせましょう。『自分の周りには、こんなにいい事がいっぱいあるではないか』『よし、このメリットを最大限に生かしてやろう』これで幸せは喜び勇んでやってきます。これは松下幸之助さんの教えにも通じています。

真我(しんが)を自覚する

心も身体も自分の本体である真我が生きる為の着物や器に過ぎません。着物が少しばかりほころびていても中身は全く影響を受けません。『真我』を自覚する事で『大宇宙と自分の繋がり』を感じます。真我を自覚できるようになれば、後は『気』の命じるままに生きればいいのです。

身体の欲望の為に生きるのではなく頭で理性的に生きるのでもありません。『気』の命ずるままに直感で生きるのです。そうすれば自然に『霊性充足』の目標が見つかります。

人生を賭ける楽しい欲望とは『どこまで出世したか』とか『どんなビジネスマンになったか』ではありません。『どんな自分になりたいか』更には自分が生きている事で『どれだけの人を幸せにできるか』です。

『霊性の満足は常に出来るだけの自分の言葉や行いで他人を喜ばせる目標を持つ』事です。

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