マガジンのカバー画像

有意注意で抽象思考

107
自分の周りで起こっている事を注意深く見ていると様々な法則がある事に気付きます。体験を注意深く見て自分の魂を向上させましょう。
運営しているクリエイター

#挨拶

退屈な話

校長先生の長~い挨拶 僕が小学生の頃、夏休みなどのイベントの前後には全校生徒が校庭に整列して校長先生のお話を聞きました。考えてみると6歳から12歳までの年齢の為、聞く側には大きな年齢差がありました。 多分そのような事はあまり考慮に入れられていない内容だったのではないかと思います。ただ一人だけ感動を覚え記憶があったのはスピーチが短い先生だけでした。『寒いな~』とか『暑いな~』『早く終わらないかな~』と思った事しか覚えていません。単なる時間の無駄でした。 自分に酔った話し方

挨拶

挨拶は元々、禅の言葉です。相手の力量を測る為に問答を仕掛ける。これに対して相手はすかさず切り返す。このお互いに相手の力量を見定めるやり方の事を挨拶と言います。仕掛けた僧が知りたいのは相手の心の部分で今、相手はどのような心の状態にあるのか、一生懸命に修行に取り組んだ結果、会得したものの深さを知ろうとしているのです。そこを感じ取る事が一番の目的です。 家庭にて 長年連れ添った夫婦だから今更会話など必要ではないという考えは間違っています。長年連れ添った夫婦だからこそ日々の会話が

禅の言葉

日頃生活をする上での注意点を教示する『禅の言葉』をいくつか紹介させて頂きます。 『喫茶去』 喫茶去とは『お茶でも召し上がれ』という意味です。そこから何を学べるかと言われそうですが、禅では重要な言葉とされています。昔、中国の趙州和尚が修行僧に『ここへ来たことがあるか』と尋ねました。『ない』と答えた者に対し、『お茶でも召し上がれ』と言いました。またやってきた別の修行僧に対して同じ質問をし、『ある』と答えた者にも同じ事を言ってお茶を出したそうです。 それを聞いた院主(事務を司