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#concettotimpaniという企画
ただ今ひっそりと、ある企画に参加しております。イタリアの若いコレクター、Luca Timpaniさんが、インスタグラムを使って行なっている#concettotimpaniというプロジェクトです。簡単に言えば、無名のアーティストから作品を寄付してもらって、彼が自分のタイムラインにアップするというものです。一種のインフルエンサーマーケティングと言えますが、僕のような作家の作品をアップしてもアクセスが増えるわけでもなく、こちらが宣伝費を払っているわけでもないので、プロジェクトを続けている動機は、埋もれた作家を世に紹介したいという芸術愛でしょうか。
彼のことを知ったきっかけは、1年ぐらい前に「インスタグラムをやっている世界中の美術関係者を調べてフォローしよう」と思い立ち、検索した記事の中に名前を見つけたのが最初です。フォローした時に、DMで挨拶程度のやりとりはあったのですが、CASでの個展の投稿を見て改めてコメントをくれたので、彼の企画に参加をお願いしました。
個展の八木さんとのトークを観てもらった方はお分かりだと思いますが、僕は自作を後世に残したいと思っている派です。ところが、僕の絵画作品は、親族以外は所有していません。なので、寄付というスタイルですが、それでも作品が海を越えてメデイアに登場するようなコレクターに持ってもらえるのは、有難い限りです。
今回は、個展で出したパスがイタリアにつながりましたが、果たして、このパスはその先までつながることがあるのか?…。まあ、何にせよ、全ては作品有りきなので、僕は制作に精進するのみですが……。
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