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10月ですね。

10月ですね。12月の個展に向けた準備は、まだ終わっていません。CASをご存知の方はわかると思いますが、事務所内にある壁面がまだ手付かずです。アイデアはいろいろ出るのですが、何にするか決めかねているところです。まあ、こういうのは初めに思いついたものが、だいたい良いんですけどねぇ。

9月の制作は、P30号が3点でした。いずれも『日本の近代の扉を開けた人々』のシリーズで、アメリカのペリーは8月に描いたので、続きのロシアのプチャーチン、ドイツ(オランダ商館)のシーボルト、フェートン号事件を起こしたイギリスのペリューです。フェートン号事件って、知らなかったのですが、どこにでもこういう人はいるものですね(親が偉大な存在で本人はバカ息子?)。元の絵は、あのアングルがデッサンを残しているのでそれを元にしました。結局、日本人が描き残したのはペリーとプチャーチンだけでした。企画倒れ?いえいえ、表現のレイヤーに多様性が生まれました(Pサイズのキャンバスを使うのは、浮世絵と縦横の比率が近いからですが、浮世絵が関係なくなっても、P以外はしっくりこないのが不思議です)。

さて、読書の方は近世に入って、『デカルト入門』(ちくま新書)から。読書って読めば読むほど、読むべき本が増えるし、読むための前提知識も必要になります。しかも今はその前提知識を作っているところで、はぁ、って感じです。こういうのは、熱に浮かされたように読むのではなく、学校の時間割をこなすように淡々と読んだ方がいいんだろうなぁ。とりあえず、読書の秋の自分に期待します。

#アートの思考過程


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