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9月ですね。

9月ですね。8月の制作はF50とP30号の計2点だけでした。少ないッ!『18世紀の人々』シリーズを一応終えたので、新しいものを何か考えようと思っていた矢先、未使用の古いF50のキャンバスがあるのを思い出して、それに好きな岸田劉生の麗子像を描きたくなって描きました。麗子さんについては、画像の岸田夏子さんの本が、図版がたくさん載っていて参考になります。

キャンバスを使っていたのは、大学を出て2年間ぐらいなので、ほぼ30年放置していたものですが、昨日買ったと言っても過言ではないほどの無劣化状態です。やっぱ、数100年単位ぐらいで考えると、キャンバスは最強ですね。

P30の方は、シリーズにしようと思っているもので、タイトルは(仮)で『日本の近代の扉を開けた人々』です。そして、今回はペリー です。当時の日本人が描いたもので、一番これは酷い…。というものを選んで描きました。これ、ほぼ想像だけで描いてますね。本来ペリー にヒゲはないし、歌舞伎風天狗という感じ。ただ、この醜さを超えるものが、他の人にないのがシリーズ短命を予感させます。次はロシアのプチャーチンの予定ですが、もはや普通になりそう。自然に、思考が近代の見直し、再定義に向かうのは、今の時代のせいでしょうか。

あと、8月は主要哲学者の個別の入門書を読み始めたのですが、まだ、中世を出ていない範囲で印象的なのは、アリストテレスの影響力ですね。半端ないっス。『中世の覚醒、アリストテレス再発見から知の革命へ』という良さげな本がちくま学芸文庫から10月に出版されるようなので読もうかなぁ。ただ文庫で定価1836円なので、これはもしかして、京極夏彦的な感じですかね…。

#アートの思考過程

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