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4月ですね。

4月ですね。3月の制作は、P10号が2点とP50号が1点でした。P50号は、過去作で不出来なものを潰して描いています。作品番号を付ける以前の作品です。

最近、制作にしか集中できないので、困っています。隙間時間に読書したり、英単語を覚えたりしないといけないのに……。

で、ここに書く内容も、何にも思いつかないので、以下に、別で書きかけている文章を貼っておきます。個展が近づくと、今の自分の考えをまとめたくなりがちなのですが、そんな感じの思考の一部です……。

「芸術の表現は、時代の制約を受けます。だからアーティストは、自分の生きている時代を、どのように認識するのかが重要です。

私の目に映るこの時代は、西洋の価値観がグローバルに広がった世界です。それを可能にしたのは、西洋世界で起こった近代化です。その近代化と植民地主義は、車輪の両輪の関係でした。

20世紀には、武力を背景にした植民地主義は終わりました。そして、植民地主義は、西洋をロールモデルにする、間接的な支配に変わりました。言わば、文化における、新植民地主義です。

現代美術は、西洋世界の価値をロールモデルにするための尖兵です。そして、イノベーションが重要である点で、現代美術の価値観は、GAFA的な価値観と一致します。しかし、一方で、経済的な価値を超越した創造性をも持っています。現代美術の特筆すべき点は、この両義性です。

日本に生まれ育った現代美術家の私にとって、西洋世界の普遍と非西洋の普遍を融合させることが理想です。そして、それと同時に、両義的な位置を保つことが重要です」

#アートの思考過程

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