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"どこどこ"トークイベント

梅田蔦屋書店で開かれた、"どこどこ"こと、岸政彦、北田暁大、筒井淳也、稲葉振一郎著『社会学はどこから来てどこへ行くのか』(有斐閣、2018刊)のトークイベントに参加しました。僕自身、梅田蔦屋も4thラウンジもどこ?って感じなのですが、周りを見ると沖縄から来たとか、名古屋から来たとか言ってるので、甘ちょろい自分を反省。著者4名が揃うのはこれが初めてということなので納得です。

トークの内容は、あまりに専門的だったので、全てを理解したとは思いませんが、それでもすごく面白かったです。2時間半があっという間でした。皆さんの個性の違いと、取り組んでいる研究スタイルの違いも面白さの要因でしょうか。まあ、それを面白いと形容するのが正しいかどうかわかりませんが。あと、何かのスイッチが入ったような稲葉さんの話がすごかったです。頭の中を見てみたい気がしました。

社会学は専門的すぎて難しいと言っても、広く見れば人間の営みなので、自分の美術活動と全く無関係とは言えません。ただ、そこから見たら、僕の社会の把握の仕方は雑そのものです。とりあえず稲葉さんの『社会学入門』は書き込みをしながら、しっかり再読しよう。

最後に話されていた一般化の話は、とても興味深かったです。僕はすぐに一般化して物事を捉えるのですが、一人の現代美術家の意見など一般とは言えないですよね。でも、その考えを元に作った作品に普遍性を求めるのだから変な話です。そもそも普遍性は結果なので、それを求めること自体もおかしい。しかし、非合理性を含まないと、良い現代美術とは言えないので、ややこしい話です。

用事があって、サイン会まで残れなかったのは痛恨でした。でも、お土産はいただきました。チロルチョコ。

#アートの思考過程

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