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6月ですね。

6月ですね。5月の制作は、P20号が3点でした。最近の作品の特徴は、髪の毛の透け感と、瞳を描くようになったところです。それによって、作品が良くなったかどうかはわかりませんが。

ところで、作品の良し悪しって、いつ誰が、どのように判断するのが、妥当なのでしょうか。時代が変わって、価値観が変化すると、評価の基準も変わる可能性がありますよね。少なくとも、評価されるための必要条件は、時代が変わっても評価の対象になる作品が残っていることでしょうか。まあ、評価されていない作品が残るかどうかは、運次第ですが。

それで僕が思い出すのは、洞窟壁画です。たぶん、石器時代でも、今から見たら「これ、ほぼアートですよね?」という、人間の創作物はたくさんあったと思います。でも、たまたま、洞窟内の環境が壁画の保存に適していたから、残っただけのような気がします。つまり運ですね。

話は変わって、北斎の映画が始まりました。観る予定はないのですが、SNSに大量の予告編が流れてくるので、それらをざーっと観ました。そして、ずいぶんセリフが説明的だなぁ、という印象を持ちました。決めセリフに「ただ描きてぇと思ったものを好きに描く。それが人の心を打つに違いねぇ」「いいお言葉です」……。なんて会話がありますが、実際の北斎は理論家ですよね。三ツ割法とか有名ですが。

その北斎の理論を確認しようと思って、久々に『浮世絵芸術』のデータベース検索したら、サイトが閉まっていました。かなりショック!

映画の中で歌麿を演じているのは玉木宏です。ナイスなキャスティング。で、予告編をみたら、歌麿がなんと蓬髪姿です。そりゃ無いんじゃ無いかと思うのですが……。ちなみに、画像は歌麿の自画像です。

#アートの思考過程

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