大栗博司「超弦理論入門」より2024/7/20

力には共通の原理がある。
 素粒子の間には電磁気力・強い力・弱い力・重力の四つの力が働いていると考えられていますが、この4つの力の背後には共通の原理があります。
 ドイツの数学者ヘルマン・ワイルは、この重力理論(一般相対性理論)について深く考え、それまで全く別のものだと思われていた電磁気力と重力の働き方に共通点があることを発見したのです。
 ワイルが発見した力の原理は「ゲージ原理」と呼ばれ、20世紀の素粒子物理学の主要なアイデアの一つとなりました。

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