あなたのライフストーリーを奏でる 

あなたの価値観を見つけ、人生のコンプリートステージをデザインしていきます。

ーあなたのライフストーリーを奏でるー

人生の一幕一幕を語る

自分の人生なんて平凡で大したことない、普通だよ、何も語ることなんてない、と思っていませんか。
そして、ひとは、意外と自分の体験は、誰にでもあること、と思っているのではないでしょうか。一人として同じストーリーはありません。

自分のライフストーリーの主人公は私なのです。
この人生を生きているのは、私だけなのですから。
人生は、一つ一つの出来事があり、舞台の幕が上がり、そして閉じていきます。
人生は、劇中で、場面が変わるように、ストーリーが紡がれていきます。
そして、その一幕一幕に、人生の節目があります。

自分のライフストーリーを語ってみるってどんなことだろう・・・

人生の中には、様々な大きなトピックがあります。その、トピックを語っていくことで、自分の思いが溢れ出てきます。その思い出は、あなたにとってかけがえのない思い出です。
自分の幼少期の思い、小学校の時の思い、中学校の時の思い、高校生の時の思い、二十歳の頃の思い、働き始めた頃の必死だった頃の思いなど、ひとは、それぞれの時期で、それぞれの人生の幕があります。を外に出す事ができたら、自分の中で思いを整理する事ができていきます。

私は、看護師、助産師として、人生の生死の場面にたくさん立ち会ってきました。その中で、感じているのは、人生のエンディングでは、人は、もうあまり語るげんきや活力が残ってはいないのではないか、という気づきです。気づいたときには、歳をとりすぎていて、過去のことを思い出せなくなっていたり、病気がわかり、その治療などでエンディングノートどころではなかったり、そして残したいと思ったときには、気力、体力がなく、そして時間も限られてしまっている、そんな場面にたくさん遭遇してきました。
もちろん、ある年代になり、自分史、エンディングノートをまとめていったり、書く作業を楽しんだりすることも素敵なことです。
しかし、それよりも、人生の途中途中の節目で、自分の人生を振り返り、立ち止まることで、次の一幕を開いていく、そんなキャリアビジョンを作っていく機会を作っていくことがもできます。
私は、そんな人生のコンプリートステージを一歩一歩作っていくお手伝いをしています。


語る意味について


語ることの意味について、わかりやすく暖かい記事に出逢いました。
また、聞き手の在り方についても言及されています。
”幼児は、過去経験を語る際、すでに語る相手や語る目的の条件によって、言語化する出来事の情報内容を調整している。特にその語る相手とどのような関係を築いているかが重要になる。”と言っています。
私たち、聞き手が、どのような在り方で、語り手のストーリーを聞くかで、言語化する出来事の情報内容を調整してしまうことになってしまう危険性を孕んでいます。
語り手が、自分の心の扉を広げて、自由に、思いのままに語っていただけるような、そんなライフストーリーの聞き手でありたいものだと、改めて感じました。


“語る行為は、相手との関係によって生まれる。
社会言語学者Labov (1972)は、幼児の語る過去経験の物語には2つの機能的側面があるという。
1つは、参照的機能。
経験の時間的順序に則ったもの。例えば、いつ、どこで、だれが、何を、など。語る相手と日常経験を共有する機会が少ない場合、語られる内容には、活動や叙述が多く、感情表現は少なくなるという。

もう1つは、評価的機能。
報告されるエピソードの評価や重要性を伝えるもの。例えば、どのような気持ち、どのような考え、どのような捉え方をしたか、など。語る相手も同じ経験を共有している場合、その語りの目標は、自分の経験した出来事を配列して語るというよりも、その相手と感情面などの個人的経験を共有したいということになる。
幼児は、過去経験を語る際、すでに語る相手や語る目的の条件によって、言語化する出来事の情報内容を調整している。特にその語る相手とどのような関係を築いているかが重要になる。 だから、幼児も含めて人にとって過去経験を語るとは、目の前にいる人との関係性にもとづいた共同作業であるということもできる。
まさに人と人との「コミュニケーション」であり、語る人にとっては、この人だからこそこれを語りたいという目的が重要になってくる。”


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