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税理士がしっかり解説!そこが知りたかった『インボイス制度』【ひろクリギルド#7】を開催しました。

こんにちは!ひろしまクリエーターズギルド運営のよーこです。

第7回目のイベントとなる #7 そこが知りたかった『インボイス制度』をオンラインで開催しました。
私たちひろクリギルドメンバーにとっても興味関心の高いテーマで、今回は税理士の先生をお招きして教えていただきました。

1. ひろしまクリエーターズギルドとは

「多種多様なクリエイターの横のつながりを創出する」を目的として2020年に結成されたグループです。
メンバー内で情報交換から仕事の受発注までをフランクにやりとりできる、そんなクリエイターの出会いの場を創っていきたいという想いで活動しています。
また、ひろしまクリエーターズギルドのイベントは【交流】と【学び】の2つの柱で構成されています。

2. 今回のテーマは『インボイス制度を学ぶ』

2022年はじめてのイベントのテーマは、『インボイス制度』。耳に入ってきているけどまだ先だと思っているかた、いらっしゃいませんか?もうすぐなんです!来年2023年10月1日に、はじまります。
この制度は、国が出している資料ではわかりづらく、読む気を損なってしまうような、漢字の多さや難しく感じるような表現ばかり。勉強会が開催されていたり、記事になっていたりと、ぞくぞくと情報がでてきていますが、まだピンとこないかたも多いのではないでしょうか。

今回は、イベントの動画を公開させていただくことにしました。来るインボイス制度のスタートまでに、理解して、準備をして、その日を迎えてほしい。今から知っているのと知らないのでは、将来の設計に影響が出てくる制度だと思います。ぜひ一緒に学んでいただければと思います。

3. 講師紹介

峠本 正喜 (税理士・キャッシュフローコーチ)
たおもと総合会計事務所 代表
CFパートナーズ 代表取締役

広島市東区出身。
平成16年中央大学卒業後、資格の大原で法人税法の講師を担当。
その後、税理士法人等での勤務を経て、平成29年たおもと総合会計事務所を開設。現在、商工会議所、企業等において、税務・財務・キャッシュフロー等の講師・専門指導員として活動している。

4. セミナー内容

事前に、セミナー講師の峠本先生から、いただいたメッセージはこちら。

2023年10月からインボイス制度が導入されます。まだ先のことだから大丈夫と思われるかもしれませんが、実務的にも大きな影響を及ぼすこのインボイス制度については、知識として事前に知っておくことが重要です。今回の勉強会では、消費税の基礎知識からインボイス制度の内容とその影響について幅広くお伝えいたしますので、是非ご参加ください。

https://hirocreguild-07.peatix.com/

大切なのは、今から事前に知っておくこと、とおっしゃっています。本当にその通りでした。


さて改めて、2023年10月1日から消費税の仕入税額控除の方式は適格請求書等保存方式が強制的にスタートします。消費税の仕入税額控除の新しい方式、ということを指します。巷で耳にするインボイス制度は、国税庁が出している資料での正式名称は適格請求書等保存方式というそうです。そして、仕入税額控除を受けるための条件として

  1. インボイス(一定の事項が記載された請求書や納品書などの帳票)

  2. 帳簿

を保存する必要があります。
そして、このインボイスが発行できるのは、登録が済んでいる事業者のみ。その登録を行えるのは、課税事業者だけということになっています。

早速ややこしくなってきましたが、今回のセミナーでは「なるほど、そういうことか」とうなづける内容となりました。
4つのポイントにわけて、要点をお伝えします。
1)制度を正しく理解するために、消費税の基礎知識を理解する
2)インボイス制度が適用される条件や内容を把握する
3)インボイス制度の影響を考えた、納税に関する4つの選択肢
4)来年2023年10月までにやることリストとスケジュール

5. セミナーについて

今回のセミナーの要点は4つです。

1)制度を正しく理解するには、消費税の基礎を理解する

消費税のこれまでの流れ

まずは、消費税の納税についてを理解し、また消費税変遷の歴史と現在の8%の軽減税率と10%の混在が意味することを学びました。次になぜ、このインボイス制度がはじまるのかを理解していきました。なお、これまでは、一定の要件に該当する事業者は「基準期間の課税売上が、1,000万円未満の場合」は消費税の支払いが免除されていました。そして一定の要件に該当する事業者のことを、「免税事業者」と呼びます。

2)インボイス制度が適用される条件や内容を把握する
インボイス制度とは、ざっくり言うと、免税事業者はお客様に消費税を請求できなくなる、ことを意味します。消費税を請求できなくなるとは、どんな影響が発生することなのか。自分自身の損得だけでなく、発注・受注の関係にも影響がでる場合も考えなければなりません。

3)インボイス制度スタートまでに考えておきたい4つの選択肢
まず、自身が納税義務に対して、どの事業者になっているのかを把握し、その事業者は、インボイス制度の影響をどのように受けるのかを理解するのが良いでしょう。
何を選択するかのメリット・デメリットを知り、選択応じて期日までに手続きを済ませておく必要があります。業態によってことなる掛け率など、知らないが故に損をしてしまったり、思いも寄らない落とし穴に落ちてしまうかもしれません。

4)来年2023年10月までにやることリストとスケジュールを把握
再度になりますが、2021年10月1日から登録がスタートしており、2023年10月1日は強制的にスタートします。
・どこで何の登録をするのか
・具体的に登録しなければならないことはなにか
をしっかり理解して、準備を進めることをオススメします。

5. 参加者アンケートについて

ひろクリギルドメンバーも大変勉強になったのですが、参加いただいたみなさんからも嬉しいお言葉をいただけましたので、ご紹介いたします!

会社の立場でインボイスが必要なのはわかっていたのですが、仕事をお願いするフリーランスの方との関わりがいまいちわかってなかったので、受講してよかったです。大変わかりやすかったです!

気軽にチャットで反応したり質問しやすかったのがよかったです。少人数であったおかげでいっぱい質問が聞けてご相談ができたのも嬉しかったです。わかりやすく説明して下さったり必要な情報が得られたので参加してよかったと思いました。

6. 『インボイス制度』を学んだことで、自分の将来に向き合うことなりそうです

今回のセミナーは、知識のみならず、自分自身の仕事や今後について考える機会になりました。

フリーランスにとっては不利という声も聞こえてくるインボイス制度ですが、自分の立場の再認識と自分の職業や立場の選択に覚悟を持つことの必要性を今一度感じています。

どの道を選ぶにしても、自分で判断するために、正しい情報を正確に仕入れることが必要だと考えます。このセミナーが、その一助になれたら幸いです。


こちらのイベントの動画やイベント内の資料を【有料】で公開しています。動画は制限なく何度でも閲覧していただけます。お支払いをいただいた料金は、今回の講師の峠本先生へのお礼と、ひろクリギルドの活動に使用させていただきます!

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