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本は2周読んだあたりから愛着が増す

しばらく読書できない時期が続いていたが、最近読めるようになってきた。心理状態は不思議な物で何かを機に歯車が噛み合ったように回り出していく。
その歯車は親しい人との会話であったり、映画の内容だったり、気温が上がってきた事などの総合による物だと思う。とにかく回り続けた歯車の勢いを弱めずに最大限利用したい。


以前は気になる本は全て即購入し、1週間以内には読み切っていた。しかしだんだんと買っても読まない本が増えてしまい今は本棚の一列分くらい溜まっている。

本読みブランクが収まるまでは過去に読んで気に入った本を読むようにしている。村上春樹は一通り読み返し、カミュの異邦人、ソローの森の生活、ショーペンハウアーを読み直している。

数年前に1度読んだだけなのに、馴染みのある文章がいくつも現れてくる。気に入ってメモを取ろうとしたらすでにメモがとってあったりする。これらの言葉は噛み砕かれ消化し、体の一部になっていた。

読めば読むほど、思考に組み込まれていく。好きな本を取り込んでいく感覚が心地いい。

残り60年程度の人生をどのような思考で生きていくのか、そういうイメージを持って生活を送りたい

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