イタリア文学専攻の先輩と飲みの席で、私たちの学問のスタイルの違いはテクストと人物のどちらを尊重するかに由来するという話をした。ぼくはやはり人物だ!と思ったが、おそらく正確には、「人物のある世界体験があり得ること」に強い感動を覚えている。そういう「誤読」の仕方があるのか!と。

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