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HIROBA公式マガジン

水野良樹(いきものがかり)の実験的プロジェクトHIROBAの公式マガジンです。毎週金曜日にラジオ的長文コラム『そのことは金曜日に考えるから』が更新されます。その他の記事も随時更新…
ソングライター水野良樹が主宰するHIROBAの公式マガジンです。HIROBAは『つくる、考える、つ…
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2020年11月の記事一覧

水野良樹×福里真一 茶会 ~日常の地続きをテレビCMのなかに。~

水野:ご無沙汰しております。前回お会いしたのが、コロナが起こる今年の春前ぐらいですかね。タイ料理かなんかのお店で…。あれから数ヶ月で本当にいろんなことが起きたので、そのなかで考えていらっしゃること含め今日はいろいろお伺いできたらと思います。まず僕、BOSSの『宇宙人ジョーンズ』シリーズのCMを拝見したのですが、すごく感動しました。 福里:ありがとうございます。ジョーンズが地球人にアドバイスするやつですかね。 水野:はい、あの企画はコロナがあってからお考えになったんですよね

水野良樹×上野裕平×林健太郎 対談【後編】 ~『プロデューサー気質』と「クリエイター気質」のグラデーション~

水野:突然で恐縮ですが、林さんって今、おいくつなんでしたっけ。 林:26です。 水野:僕は今37なので、ちょうど一回りぐらい上ですね。するとやっぱり、見ているものが全然違うと思うんですよ。というのも、僕はSNSがなかった時代に思春期を過ごしているので、それによって“みんなでやる”ということに対する感覚も違うのかなと。林さんはあまり抵抗感がなさそうというか。 林:そうですね。むしろ、30代の活躍されている方たちに追いつくために、自分たちにしか出来ない面白いものを同世代のチ

水野良樹×上野裕平×林健太郎 対談【前編】 ~制作過程や作り手の物語は“大きな武器”のひとつ~

フルリモート劇団『劇団ノーミーツ』の舞台を見たことがご縁となり 今回「劇団ノーミーツ」主催の林さんで東宝にお勤めの林さんと 東宝映画プロデユーサーの上野さんと対談をすることになりました。 水野:先日、フルリモート劇団『劇団ノーミーツ』の舞台を拝見しまして。映画や劇団の制作に関わっているお二人と、このコロナ禍でのものづくりのお話をざっくばらんにしていけたらと思っています。 上野:自己紹介からさせていただきますと、僕は主に東宝で映画のプロデューサーをやってきました。最近の作品