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HIROBA公式マガジン

水野良樹(いきものがかり)の実験的プロジェクトHIROBAの公式マガジンです。毎週金曜日にラジオ的長文コラム『そのことは金曜日に考えるから』が更新されます。その他の記事も随時更新… もっと読む
ソングライター水野良樹が主宰するHIROBAの公式マガジンです。HIROBAは『つくる、考える、つ… もっと詳しく
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2020年7月の記事一覧

HIROBA編集版 『阿久悠をめぐる対話』を終えて

2017年。 阿久さんの没後10年となったこの年、その功績を振り返る様々な取り組みが行われました。そのなかで水野は、NHKの番組で阿久さんのこれまでを取材する機会に恵まれました。(NHK ETV特集「いきものがかり水野良樹の阿久悠をめぐる対話」2017年9月放送) 番組では、深田太郎さん、糸井重里さん、飯田久彦さん、小西良太郎さん、いしわたり淳治さん、秋元康さん、それぞれにお話を伺い、また未発表詞を作品化させる機会も頂きました。(「愛せよ」歌:山本彩、作詞:阿久悠、作曲:水

『あれはきっと魔法使いのしわざだ』〜そして歌を書きながら(共同通信社連載)〜

2019年春から、共同通信社より各地方新聞社へ配信される水野良樹の連載コラム「そして歌を書きながら」(月1回)。こちらではそのコラムに加筆修正を加えたHIROBA編集版を、お届けします。 あれはきっと魔法使いのしわざだ音楽番組のスタジオ。きらびやかな照明が司会席を照らしている。 小さい頃からテレビで見てきた有名芸人さんが司会をしていて、その隣にはこちらも毎日テレビで顔を見ない日はない人気アナウンサーが秒刻みで予定が組まれている生放送の番組進行を完璧にこなしていく。自分たちは

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新たな視点

「TOKYO NIGHT PARK」HIROBA編集版 水野良樹×阿部広太郎 コピーライターで作詞家の阿部広太郎さんをお迎えしたJ-WAVE「TOKYO NIGHT PARK」の対談。HIROBAの企画でも対話をつづける二人が語る“今だからこそ大事なこと”。全4回のHIROBA編集版としてお届けします。 Part 4 新たな視点水野 コロナの影響によって、今まで僕たちが経験したことがないような状況が生まれています。日々どのようなことを感じていましたか? 阿部 非現実的

未来の自分との勝負

「TOKYO NIGHT PARK」HIROBA編集版 水野良樹×阿部広太郎 コピーライターで作詞家の阿部広太郎さんをお迎えしたJ-WAVE「TOKYO NIGHT PARK」の対談。HIROBAの企画でも対話をつづける二人が語る“今だからこそ大事なこと”。全4回のHIROBA編集版としてお届けします。 Part 3 未来の自分との勝負水野 話題を変えて、メールをご紹介します。 ラジオネーム しーちゃんさん(女性/20代後半) 「考えてほしいことがあります。考えないこ

人が変わっていく瞬間

「TOKYO NIGHT PARK」HIROBA編集版 水野良樹×阿部広太郎 コピーライターで作詞家の阿部広太郎さんをお迎えしたJ-WAVE「TOKYO NIGHT PARK」の対談。HIROBAの企画でも対話をつづける二人が語る“今だからこそ大事なこと”。全4回のHIROBA編集版としてお届けします。 Part 2 人が変わっていく瞬間水野 阿部さんが面白いのは「企画メシ(企画でメシを食っていく)」という、自分が表現するだけでなく、人を巻き込んで仲間を集める行動に出る

たどり着くまで

「TOKYO NIGHT PARK」HIROBA編集版 水野良樹×阿部広太郎 コピーライターで作詞家の阿部広太郎さんをお迎えしたJ-WAVE「TOKYO NIGHT PARK」の対談。HIROBAの企画でも対話をつづける二人が語る“今だからこそ大事なこと”。全4回のHIROBA編集版としてお届けします。 Part 1 たどり着くまで水野 こういう場面でお話するのが恥ずかしい感じがしますね(笑)。 阿部 そうですね(笑)。TwitterでHIROBAを知って、めちゃくち

メンター

座談会企画「HIROBA茶会」 水野良樹×高橋久美子×関取花 古く日本では戦国武将から文化人まで、それぞれの親睦を深めるために茶会を催したとか。英国では社交の基本に「tea party」があるとか、ないとか。 小難しいことはさておき、お酒が不得意なHIROBAの水野良樹が、どうやったら様々な分野の方々と交流がもてるのだろう。 「酒を酌み交わし、心を開いて本音を語ろうじゃないか」的な文化に、全然とびこめない水野が考えたのが「そうだ、茶をしばこう」。 お招きするのは水野がお仕

なくもんか。フリー素材っぽいひと。

なんでその話になったか、忘れたけど。「なくもんか」のミュージックビデオの話に最近、現場でなった。同名の映画「なくもんか」の主題歌。 作品を監督した水田伸生監督がミュージックビデオも撮ってくれるということになり、3人がちょっと芝居じみたことをするという試みになった。吉岡はコンビニの店員さん、山下は司法試験を目指す学生。そして自分は会社員。 (MVがYouTubeでついに見れるようになったので、じっくり見てください↑) 冒頭の通勤シーン、新宿駅の西口あたりだったと思うがスー

さよなら青春

座談会企画「HIROBA茶会」 水野良樹×高橋久美子×関取花 古く日本では戦国武将から文化人まで、それぞれの親睦を深めるために茶会を催したとか。英国では社交の基本に「tea party」があるとか、ないとか。 小難しいことはさておき、お酒が不得意なHIROBAの水野良樹が、どうやったら様々な分野の方々と交流がもてるのだろう。 「酒を酌み交わし、心を開いて本音を語ろうじゃないか」的な文化に、全然とびこめない水野が考えたのが「そうだ、茶をしばこう」。 お招きするのは水野がお仕

えぐい曲が録れたと思う

そう、ラストサビは”熱く”なのだ。 今日の譜面には”一言ディレクション”が書き込んであった。 なんせ”5C”と書いてあるのだから、サビを5回やっているということなのだ。それだけでもう十分に熱い。熱苦しいと言ってもいいのかもしれない。 そんな、良くも悪くもどこか熱量が過剰な曲というのはけっこう自分は書いてきたつもりだ。洒脱に品良く、コンパクトにまとめられている…というのがどうしても得意じゃなくて、「なんか足りない気がする」と思って、展開を足してしまったり、キメをつくってしま

反抗期

座談会企画「HIROBA茶会」 水野良樹×高橋久美子×関取花 古く日本では戦国武将から文化人まで、それぞれの親睦を深めるために茶会を催したとか。英国では社交の基本に「tea party」があるとか、ないとか。 小難しいことはさておき、お酒が不得意なHIROBAの水野良樹が、どうやったら様々な分野の方々と交流がもてるのだろう。 「酒を酌み交わし、心を開いて本音を語ろうじゃないか」的な文化に、全然とびこめない水野が考えたのが「そうだ、茶をしばこう」。 お招きするのは水野がお仕

内にあるもの

座談会企画「HIROBA茶会」 水野良樹×高橋久美子×関取花 古く日本では戦国武将から文化人まで、それぞれの親睦を深めるために茶会を催したとか。英国では社交の基本に「tea party」があるとか、ないとか。 小難しいことはさておき、お酒が不得意なHIROBAの水野良樹が、どうやったら様々な分野の方々と交流がもてるのだろう。 「酒を酌み交わし、心を開いて本音を語ろうじゃないか」的な文化に、全然とびこめない水野が考えたのが「そうだ、茶をしばこう」。 お招きするのは水野がお

『打って、合わせて、どこまでも』〜阿部広太郎さんと永遠会議〜

コピーライターの阿部広太郎さんに、HIROBAで何か連載をしていただこう。 そう思い立って阿部さんに会いに行ったのが、19年の夏頃でした。 スポーツマン然とした阿部さんは爽やかな笑顔で依頼を快諾してくれて、じゃあ、どんな企画をやりましょうかね…と話し出したら、これがなかなか決まらない。決まらないんだけど、会話だけが深まっていく。早く企画を定めて連載なりイベントなりを組みたいんだけど、果てしなく続く打ち合わせが面白くて仕方ない。この、どこにたどり着くかもわからない、とりとめもな

関取花連載『はなさんさん』

HIROBAではシンガーソングライターの関取花さんにコラム連載をして頂いています。すばらしい歌はもちろんのこと、ユーモアと機智に富み、そしてちょっぴりぐっとくるその文章にも注目の集まる関取さん。 ぜひこちらの連載もお読みください。 関取花(せきとり・はな) 愛嬌たっぷりの人柄と伸びやかな声、そして心に響く楽曲を武器に歌い続けているミュージシャン。NHK「みんなのうた」への楽曲書き下ろしやフジロック等多くの夏フェス出演、初のホールワンマンライブの成功を経て、2019年5月に