2023年8月第1週目

先週もおつかれさまでした。

「視座」という言葉をちょいちょい使います。
辞書的には「物事を捉えるときの視点」のような意味ですが、僕ら風のニュアンスで言えば、成し遂げたいことのレベル感みたいな意味の方が近いと思います。
例えば新しい事業を作ったとして、狙っている売上が年間500万円であれば視座が低い、100兆円となれば視座が高い、みたいな感じです。

一概に視座が高いから良い、低いから悪いとは言えませんが、 うちみたいな何の制約もない環境であれば、やや高めに設定する方がいいんじゃないかと思います。
その理由は2つあります。
1つ目は「経験の幅が広がるから」です。
視座が低いと、必然とレベルが低い=今の自分にできることの延長の仕事ばかりになります。
同じ仕事を繰り返すことで安定して精度の高い仕事ができるメリットがありますが、その状態が続くと仕事が限られ、引き出しが少なくなってしまいます。
結果、人生トータルで経験できることの幅を自分で狭めてしまうんじゃないかなと思います。

2つ目の理由は、「案外市場にはチャンスがたくさん転がっているから」です。
これは僕が起業して序盤に感じたことですが、いくら日本経済は斜陽だとか言われようが、それがノイズにしか聞こえないほど日本市場には仕事がたくさんあります。
起業前の僕は世間知らずすぎて、そんなことに気づかず、自分が誰にも必要とされず死んだときのイメージまで想定済みでした。
でも、蓋を開けてみれば世の中には溢れかえるほど自分にできる仕事があって、独立して半年ぐらいで仕事を選べる立場になり、死まではさすがに杞憂すぎたことにすぐ気付かされました。
一方で、選べる立場になったときに逆に怖かったのは、視座を高くしておかなければ、せっかくの良い仕事のチャンスを逃してしまうのではないかということでした。
今よりも面白い仕事や人間関係が広がる仕事、報酬の高い仕事なんて出会っていないだけで世の中たくさんあるはずなのに、現状の視座に満足してしまうと、そのアンテナが張れなくなってしまいます。

以上が視座を高めにした方がいいと思う理由です。
もちろん、保守的な人も革新的な人も色々な人がいていいと思いますが、とくに仕事が好きで空気を読む能力の高いCatallaxy人たちにとっては、具体的にイメージしやすいぐらいの高めの視座を設定した方がバランスがよくなるんじゃないかと思いました。

それでは、今週もどうぞよろしくお願いいたします。

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