2022年7月第1週目

先週もお疲れ様でした。

最近、Catallaxyは会議が少なくなっているのにお気づきでしょうか。

1週間のうち大体20%ぐらいあれば多い方で、ほとんどの人は1日平均1時間も会議してないと思います。
去年まではもっと多く、だいたい30%ぐらいだったはずですが、今年からはテキスト中心でバリバリプロジェクトがすすむようになりました。
とはいえ、仕事だけの固い話だけでなく雑談や笑いなどもおきており、みんなの工夫のもとで次世代っぽい働き方が成り立っています。

私たちにとってはもはや当たり前なこの働き方は、やはり結構特殊な環境なんだと感じています。
最近外出する機会が多いのですが、結局通勤ラッシュはなくなってないですし、訪問先の会社は出社前提のところが結構あります。
一体何がリモートワークにブレーキをかけたのかはわかりませんが、なんだかんだリバウンドはするんだなと驚いています。

DXをやっていてわかるとおり、古くから確立されたやり方を置き換えるのは相当大きなエネルギーが必要なんでしょう。
ましてや、イノベーションのジレンマと呼ばれるように、そこに利益が発生していようものなら尚更難しいことです。

最近の日本では、そのエスタブリッシュメントを非効率極まりないと腐して、割と強めの言葉や行為でリプレイスを推し進めようとする人たちがトレンドになっているように見受けられます。
メディアで「老害」という言葉が多用されたりするなどが顕著な例です。
キャッチーな言葉なので、感情に訴えかけて課題感を想起させるので効率的なんでしょう。

しかし、こうして焚きつける以外のスマートな方法については、地味でみんなの興味を引かないせいかあまり議論がなされていないように思います。
個人的には、対立構造を煽るよりも気づいたらリプレイスされているハックのような施策をゴリゴリ進めることの方に現状打破のヒントが隠されているように思います。
特に既存産業をリストラクチャリングしようとする私たちには、そういった多少アウトローなアイデアとアクションが求められているタイミングな気がしてなりません。
ここでは特に「こうした方がいい」ということは言いませんが、ハック的なやり方も含め、決してすべてが行儀よく進められるわけではないんだと心して、知恵を絞って日々仕組みを作り変えていきましょう。

先週はありがとうございました。
今週もどうぞよろしくお願いいたします。

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