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マルチクラウド、ハイブリッドクラウド、コンテナ、Kubernetes、、、 IT Platformはどこへ向かうのか。いかに使いこなすのか。
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#VMware

無償で利用できる VMware Tanzu:VMware Tanzu Community Edition (TCE)

リリースされた VMware Tanzu Community Edition (TCE) 自由に利用でき、コミュニティがサポートするオープンソースのVMware Tanzu ディストリビューションであり、PCのローカル環境やお好きなクラウドに数分でインストール・設定することができる VMware Tanzu Community Edition (TCE)。 ユーザーにも学習者にも最適な、フル機能を備えた、管理しやすい Kubernetes プラットフォームに簡単に利用できるよ

vSphere 7.0におけるホストの電源管理 - 推奨事項とベスト・プラクティス

ヴイエムウェアはHPM(Host Power Management)ポリシーがアプリケーションのパフォーマンスと消費電力に与える影響を説明したホワイトペーパーを発表しました。 vSphere (ESXi) は遅延、スループット、消費電力を最適化するためにアプリケーションを対象とした、いくつかの事前設定された電力管理ポリシーを提供しています。 これまでのテクニカルペーパーでは、vSphereで利用可能な電源ポリシーとその機能、およびパフォーマンスと消費電力のデータについて説

vSphere ESXi 7 のブートメディアに関する検討事項と VMware テクニカル ガイダンス

vSphere インストール先デバイス選択時の悪習これまでデバイスベイを空けてESXiホストをインストールするコストを下げるために、SDカードやUSBデバイスが選択されてきました。 しかしこのようなデバイスは、耐久性が低く、時間の経過とともに信頼性や問題が発生します。 またSDカードやUSBドライブは、パフォーマンスに問題があり、高頻度の読み書き操作に耐えられない場合があります。 実際にESXi 7.xでは、SDカードやUSBドライブをブートメディアとして使用しているホスト

Tanzu Mission ControlによるVMware Cloud on AWS上のKubernetesクラスターのライフサイクル管理

VMware TanzuとVMware Cloud on AWSの統合が実現し、VMware Cloud on AWSにKubernetesを導入・運用・管理したいお客様の利便性が大幅に向上しました。VMware Tanzu Mission Controlは、VMware Cloud on AWS上に展開されたTanzu Kubernetesクラスタのプロビジョニング、アップグレード、スケーリング、削除などのライフサイクル管理を全面的にサポートします。 これによりTanzu

サーバーレス:イノベーションの加速

サーバレスとはサーバーレスはクラウド・ネイティブ環境でより効率的にアプリケーションを構築、展開、利用するためのな方法です。 サーバーレス・コンピューティングは最初の本格的なクラウドネイティブコンピューティングのパラダイムとも云えます。しかしまだ多くのエンジニアは「サーバーレス」が実際に何を意味するかについて、結論を出せていない状況です。 サーバーレスの提唱者であるSimon Wardley氏は以下のように定義しています。 サーバーレスとは、コードを書いてサービスを消費する

コンピュテーショナル・ストレージ(CSx)がエッジ環境に適している理由

システムが処理しなければならないデータ量は今もなお継続的に増加しており、この現実は従来のシステムアーキテクチャに過度な負担をまねき、パフォーマンスのボトルネックとなっています。 しかし新たに「コンピュテーショナル・ストレージ」と呼ばれる技術が、これを解決し、さらに以下のようなメリットをもたらしはじめています。 ・既存のサーバーの性能向上 ・エネルギー効率の向上 ・エッジにおける新たな技術的・ビジネス的機会の獲得 コンピュテーショナル・ストレージ(CSx)とは コンピュテーシ

Tanzu Service Meshによるクラウド・ネイティブ・マイクロサービスのアプリケーション復元性

クラウド・ネイティブ・マイクロサービスのもたらす課題 マイクロサービスベースのモダンアプリケーションは、マルチクラウド環境下で大規模に運用すると、これまでにはなかった課題をもたらします。 例えば、ほとんどのモダナイゼーションプロジェクトの目的は、ビジネス機能の提供時間を短縮することです。 そしてこの時間短縮には、柔軟性の高いマイクロサービスベースのアーキテクチャが必要となります。 つまり、Day1に開発者が生み出したアーキテクチャの利便性が、Day2においてはサイトリライア