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マルチクラウド、ハイブリッドクラウド、コンテナ、Kubernetes、、、 IT Platformはどこへ向かうのか。いかに使いこなすのか。
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2021年9月の記事一覧

サーバーレス:イノベーションの加速

サーバレスとはサーバーレスはクラウド・ネイティブ環境でより効率的にアプリケーションを構築、展開、利用するためのな方法です。 サーバーレス・コンピューティングは最初の本格的なクラウドネイティブコンピューティングのパラダイムとも云えます。しかしまだ多くのエンジニアは「サーバーレス」が実際に何を意味するかについて、結論を出せていない状況です。 サーバーレスの提唱者であるSimon Wardley氏は以下のように定義しています。 サーバーレスとは、コードを書いてサービスを消費する

コンピュテーショナル・ストレージ(CSx)がエッジ環境に適している理由

システムが処理しなければならないデータ量は今もなお継続的に増加しており、この現実は従来のシステムアーキテクチャに過度な負担をまねき、パフォーマンスのボトルネックとなっています。 しかし新たに「コンピュテーショナル・ストレージ」と呼ばれる技術が、これを解決し、さらに以下のようなメリットをもたらしはじめています。 ・既存のサーバーの性能向上 ・エネルギー効率の向上 ・エッジにおける新たな技術的・ビジネス的機会の獲得 コンピュテーショナル・ストレージ(CSx)とは コンピュテーシ

Tanzu Service Meshによるクラウド・ネイティブ・マイクロサービスのアプリケーション復元性

クラウド・ネイティブ・マイクロサービスのもたらす課題 マイクロサービスベースのモダンアプリケーションは、マルチクラウド環境下で大規模に運用すると、これまでにはなかった課題をもたらします。 例えば、ほとんどのモダナイゼーションプロジェクトの目的は、ビジネス機能の提供時間を短縮することです。 そしてこの時間短縮には、柔軟性の高いマイクロサービスベースのアーキテクチャが必要となります。 つまり、Day1に開発者が生み出したアーキテクチャの利便性が、Day2においてはサイトリライア

GitOps とは

GitOpsという新たな潮流ITインフラの管理は新しい問題ではありません。 ソフトウェア開発のライフサイクルはほとんどが自動化され、多くのソリューションが提供されています。 他方でITインフラ管理の大部分は手作業のままであり、依然として専門チームを必要としています。 しかし今、インフラは柔軟に拡張できることが求められています。 専門チームによる手作業が作業の大部分を占めたままでは、ビジネスからのITプラットフォームへの要望にいつまでも応えることができません。 つまり自動化に