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ほどよく諦め、ほどよく捨てられる子が伸びる。

勉強はセンスだなと思うことがあります。


ここでのセンスは、ある問題があってその問題の解き方をピーンとひらめく!という意味ではありません。


勉強のセンスっていうのは、いい意味でいい加減になれる、ということです。


たとえば、中学の理科だと食物連鎖、中学の数学だと標本調査。


これらはあまり高校入試で出ません。

理由はいろいろなんですが、だいたい教科書の後半にあり、ここまで学校の授業がたどり着いていることがあんまりないっていうことだと思います。


たとえば、自分が受ける高校の過去問を5年分したとします。

1年だけたまたまその範囲が出たとして、できるお子さんは「無視」です。

特に、併願する私立の高校でそんな範囲が出る場合、スルーです。


でも、偏差値60いかないお子さんは、ここを気にします。



やったほうがいいですか?

5年で1年は出たんですよね。

本当にやらなくていいんですか?


としつこく聞いてきます。


もし、その子の本命の高校の過去問で良く出るのであれば対策しますが、併願先であり、そこができなくても十分合格が狙えるお子さんの場合、「無視」というアドバイスになります。


ここが自己判断でスルーできるかどうかが、勉強ができるセンスだなぁといつも思います。


偏差値60を軽く超えるお子さんたちは、このスルー力が高い。


人間のできることに限りがあることを知っていて、うまく諦める、うまく捨てます。



ここが勉強のできる「センス」だと思います。


ひろあのプロフィール


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