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Blender 012 合成するときのコツ

前回、「うまくいきません」と書いたことについて、NoriNoriさんと、Sahara さんと、wanchan さんに教えていただきました(3人ともホントに御親切で感謝申し上げます)。以下、私自身でやってみたことをメモしておきます。


ふたつの UV球を用意する

以下のように、ふたつの UV 球を用意します。向きを合わせておいて、合成したときになるべく自然になるようにしておきます。

これを dae ファイルにして、SecondLife に読み込むと、次のようになります。

もともと、別々の UV球なので、色を変えておきます。

スムースシェード

上の状態ではゴツゴツした感じなので、右クリックしてスムースシェードします。

この状態で、セカンドライフにアップロードすると、こうなります。

ふたつの球の境界部分はとてもなめらかで、スッキリしています。

ブーリアン合成する

ふたつの球のうちの片方を選択し、他方をブーリアン合成します。

全体でひとつのオブジェクトになるので、セカンドライフにアップロードすると、単色になります。

スムースシェード失敗

この状態でスムースシェードすると、境界の部分がギザギザになります。

セカンドライフにアップロードしても、ギザギザが残っています。

「自動スムース」を設定

右側の「オブジェクトデータプロパティ」を選択します。

ノーマルの、「自動スムース」にチェックを入れます。角度は、初期値の 30度のままにしました。

すると、境界部分がなめらかになりました。セカンドライフにアップロードすると、このようになります。

法線ベクトル、法線データをリセット

オブジェクトモードから編集モードに変更し、「メッシュ」、「ノーマル」、「ベクトルをリセット」とします。

さらに、右側の「オブジェクトデータプロパティ」を選択します。

形状データで、「カスタム分割法線データをクリア」します

セカンドライフにアップすると、こうなります

オブジェクトが3つの場合

オブジェクトが2つなら、辺と辺を平行にできますが、オブジェクトが3つ以上になると、交わり方が複雑になります。具体的には、次のような場合です。

まんなかに、3番目の小さな球があります。この状態のまま、アップするとこうなります。

スムースシェードその2

3つの球を合成せずにスムースシェードします。

この状態で、アップロードすれば、当然、なめらかになります。

3つの球をブーリアン合成する

3つの球のうち、2つをコレクションに入れます。ブーリアン合成するときに、演算対象をコレクションにすると、複数のオブジェクトを一度に合成することができます。
このようにして合成したオブジェクトをアップすると、次のようになります。


自動スムース、法線リセット

上で実施したことをここでも実施してみます。

この状態でセカンドライフにアップします。

これなら、おおむね満足できると思います。



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