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入院日記

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入院中の出来事と思ったことの記憶。
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自分、プロフィールには退院したらしばらく家に引き籠りますとか書いてるけど、実際退院して家にいるだけになると不安になるわ。
誰か、仕事手伝ってくれ!
とかいう人いませんか?
腕も足もまだまだ動きませんが、雇ってください!

退院はしたといえ…
腕足、リハビリ通いでちゃんと前みたいに動くようになるのかどうか。
どこまで動くようになるのか。
にもよるけど。

これからどうしよう…。

退院。
以外と早く退院できた。
病院の人とか、いろいろ感謝。
ありがとう、と、ここで言っときます。
ありがとう!

隣のベッドの患者さんの奥さん、毎日のように昼頃来なさる。
一方的に話してるが旦那さんの方は身体も弱ってるしほぼ無言。
たまに「あ〜!」「なんやねん!」「アホか〜」て言う。
それでも続ける。
声のトーンもテンポも話し方も、日本昔話の市原悦子のように。

トイレの中でブチギレしてる女性の声が聞こえてきた。
母親に対して言っているようで、お前〜アッホか!〜アッホか!てな感じで上から抑えつけるように罵っていた。しかも早口で。
数分聞いていたが言葉途切れることなく、ヒステリックで早口な罵声は続いた。
ある意味素晴らしい言語能力。

日本人がアメリカで事故ったり脳卒中や心筋梗塞でアメリカの病院に入院したら、保険使えないから5000万かかったという話を聞いて、日本は素晴らしいと思った。
因みに手術する前に、金が高いから「生きるか、死ぬか」聞かれるらしいです。
たまたま金持ちで生きて、日本に帰って来たらしいです。

入院生活は結構暇です。治療に専念するところやし、当たり前やけど、1日が長い。本をもっと読んだり出来んのかなとか思ったけど、病室にはひっきり無しに看護師とか見舞いの人が入ってきて結構騒がしい。耳栓してても音入ってきて気になって集中できない。
贅沢な話しやけど、なかなかキツいわ。

あと少しタイミングがずれていたら死んでた。入院生活進んで手術も終わって傷みも軽くなってきて、あとはリハビリして手足がちゃんと動くようになったら退院していく…という出口が見えてくればくるほど、周りのベッドの人達に何か、申し訳ない気持ちになってくる。
見てしまい、申し訳ない、という…

リハビリの人に言われた。
「ヘルメットもぐちゃぐちゃになるような事故起こしたにも関わらずね、この程度で済んで、やれることあるっしょ」
そう、何も出来んくらいに未来もぐちゃぐちゃになってたかもわからんねん。

リハビリの人に言われた。
「テレビ見てる場合ちゃいますよファイナンシャルプランナー張りに(支払い)勉強でしょ」
実際に賠償とか入院でかかる費用とか、自分の身体のこともある中で、いきなり高額な出費ができて、その後大変なことになる人も結構いるとか。
僕は運が良かっただけ…

土日祝はリハビリが無いから今日は話し相手になる人いない。だいたい午前と午後に別れて別々の人が来るけど、なんちゅうか、リハビリも助かるけど、それ以上に笑わしてくれたり人と話せるってことが何よりでかい。

眠れない夜に軽く一杯。
といきたいところだけど、ここは病院。酒もタバコも禁止。
入院して3週間経ったけど、禁煙、断酒も同じく3週間。このまま酒もタバコも呑まない人間に変われたらいいのになって思うわ。

僕の腕の血管は細い、というか肉が厚くて血管がなかなか浮き出てこないらしい。右腕は全体的に包帯で覆われているから左腕で採血、となるけど、失敗の連続。4回目で成功!みたいなことも3度ほどあったな。針を刺して血管を探してほじくってる感覚がとても苦痛。入院なんかするもんじゃないよ。

病院の朝はなかなか早い。6時には電気がつく。まぁ消灯も早くて22時には電気消えるから寝るのも早いけど。毎週月曜日には採血があってそれが恐怖だ。目覚めとともに採血って健康的ちゃうよなって思う。月曜日の朝は採決に備えて早く起きれるよう、前の晩は消灯とともに寝よう。