納得いかねえこと10/31

ハロウィン。学校の外国語活動のネタじゃないのか。(笑)
それはともかく。


ひとつめ。
わたしたちの仕事を見学もしていない教育委員会担当者が、中学校の通級指導教室を作ろうと動いている。今日書類を見せてもらったが(既に各学校の管理職には提案したそうだ)、学校教育法施行規則と合わないところがある。
をい。法律違反だ。
うちの主任は子どもの指導をしなくて有名だが(中学生を月2回の枠は取れたぜ。だから辞められるんだよ)、この件に関しては自慢げだ。自分が目立つからだ(ここはわたしのnoteなので、あくまでわたしの価値観で書く)。
「中学生が、小学校に通うの恥ずかしいと思うんですよ」
いや、わたしのところの中学生は週1回、めんどくさくてサボったことはあったが、中学校3年間通い通したが(苦笑)
「やっぱり、自己肯定感が低い子が多いので、教科を使って自立活動をすると…」
そもそも、教科指導と自立活動の区別をつけた特別支援学校勤務経験や、特別支援学級担任経験のない人間が何を偉そうに言っている(苦笑)
しかもこいつは、特別支援教育コーディネーターの経験がなく、"勝手に"本校のコーディネーターの役割をやっちゃってるのだ。そして、『コーディネーターの先生にもっと働いてほしい』と言う(爆)あんたに黙ってやると睨まれるからコーディネーターがあんたの息がかかった子については動けないの!だから本校で自校通級している子どもたちを救うのが遅くなるんだよ。
そもそも、自立活動だけで60分持たせられないやつに(フェルトで人形作るとかアイロンビーズ一緒にやるとかは、心の解放じゃ『ありません』。そんなに簡単に心が解放できたら、みんな困らねえよ)何がわかる。

わたしは、今のサポートを増員して、その中で『就学前・小学生担当』と『中学校を回る担当』をつくるのがいちばん現実的だと考える。でも教育委員会担当者が、なんとか自分の実績をつくりたいんだろうな、中学校にどうしても通級指導教室と、市内全小中学校に不登校対応の教室を作りたいと。
前半もバカだが後半もバカだ。今書きながら思ったが、既に本市には適応指導教室(不登校の児童生徒が通える場所)がある。学校という建物にアレルギーを感じるひとたちはどこに何を作っても無駄だ。
通級指導教室の件でわたしが絶対に許せないのは、今まさに通っている子どもたちが『こういうことができるようになるよ』ということを聞いて、主任が頼まれたのになぜかわたしが聞いて(目立ちたがりの主任はご自分は楽をしたいので、自閉症もLDもADHDも、がっつり染まっているやつの指導を担当しない。わたしにぜーんぶ回してくる。逆に言えば今のうちの教室で、いちばんいなくても問題ないのは主任だ。むしろ超管理型で全部自分が知らないと睨むし文句言うし、自分が見せ場で発言したり意見したりできないと注意してくる。人の足を引っ張らないでほしい)教育委員会に出したのに、
教育委員会担当者が、「こんなの使えん」と、子どもたちの生の声を却下したことだ。ふざけるな。今来ている子どもたちの声を大事にできないやつが、新しい教室なんかつくれるわけないだろう。
そりゃ形式は整うと思う。でもそれは、本当に通級指導を必要としているひとたちに寄り添って、子どもたちが『ここがあってよかった』と思える場所になるだろうか。

わたしは今、自分が他者に言えない不満を、ほとんど読み手がいないここにぶちまけてる訳だけれど、
わたしがいくら『それじゃ本当に役に立つかはわかりません‼︎』と言ってもみんな聞いてくれないし(自分が経験していないことは自分の物差しでは計れないので、よけいわからないみたいね。形に残したいだけだろう)、
わたし自身が広汎性発達障害の当事者であるので、こんなやり方じゃおっかなくて信頼できない施設だと、わたしなら考える。でも来年度以降、中学生になるひとたちには、自分に有利になるように動け、わたしは全く信頼できない施設だが、そもそも施設として全く成り立たないとは思うし、自分で言うのもなんだけど、今のクオリティの指導は絶対受けられないだろうが、在籍しているだけでも高校入試で有利になる可能性が1%くらいあるから、籍だけはおけと言うだろう。
なんなんだいったい。施設ありきで考えるのはどういうことなんだ。必要とするひとの名前を今から強引に挙げろとかなんなんだ。保護者に〇〇ができますと言い切れない説明をして『名前貸してください』とか言えるはずないだろう。

法律だけ勉強していればなんとかなるわけではなく、
かといって自分の経験にだけ依っても成り立たない特別支援教育である、
だからこそ教育委員会の担当者には、ちゃんと研修に出て、何がどういう障害なのかを理解して、こういう設備が必要とかまで考えて設置をして欲しかった。つまりわたしとしては、来年度からの設置では準備期間も説明期間も短すぎると言いたいのだ。

事を性急に運びたい理由なら想像がつく。ひとつは教育委員会担当者が「これは私がしました!」と実績にしたいから。
もう一つは、地域の小中学校合併話をどのように進めるかが絡んでいるように思う。地域の小学校同士の合併が思うように進まないため、中学校の合併も進まず、小中一貫校など、どう考えてもこの田舎町に不釣り合いな案まで出して、暗礁に乗り上げている。
これから児童生徒の数がますます少なくなる今、実は通級指導教室の設置より、小中学校の合併の話の方がよほど切羽詰まっているのだ。世の中の9割くらいを定型発達の子どもたちが占めているのである。そちらを優先するのは、わたしは道理だと思うのだ。学校環境が安定しなければ教室環境が安定しないし、不安定な環境は発達障害もどきを大量に生み出す。(「もどき」と書いたが、要するに集団に馴染みにくい子どもたちのスイッチが入ってしまうことをさす。誰にでも集団に対する無意識的な反感はある、我慢ができなくなる一点があり、そのきっかけもさまざまだ)。
だから、わたしはまず、この田舎町の学校の、普通学級を、どんなひとでも安心して教室にいられるようにしてほしいのだ。少数派を大切にすることは、決して『特別な場を用意する』ことだけではないと思う。彼らが日常の大多数の時間を過ごす学級こそが、学校生活の根幹なのだから。

そうか、普通学級の担任の意識、指導力、指導に対する考え方、それらをまるっきり変えなければならないし、
そもそも教室でインクルーシブ教育システムの考えも知らず、
障害者差別解消法のこともわたしが提案しなければ主任も興味を持たず(そういう、障害者に対する根本的なことには興味がない目立ちたがり屋だ)、
教室でマルチメディアデイジー教科書を使おうという声すら上がらないこの現状で、
何が中学校専門の通級だ、ことばは悪いがいい加減にしろ‼︎と、

わたしは、発達障害当事者目線と、指導者目線でブチ切れてるんだろうね。
ま、もっとも有利な手は教えるし、わたし自身の本音は話しつつ、ここは我慢してもらいたいと伝えるしかないけど。頓挫するか低空飛行か、は目に見えているので。

最後にひとことだけ。
世の中の教員へ。
学級王国の『裸の王様』になっている場合じゃない。なんでこんなこともできないんだと中学生を見下している場合でもない。
自分を守る意味でも、勉強してほしい。以上。

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