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30代ママ、子持ちで転職した経験

こんにちは。毎日雨が続く鬱陶しい季節ですね。さて、私は転職して約1か月が経過しました。まだまだ新しい仕事や生活に慣れるのには時間がかかりそうです。せっかくなので、まだ記憶も新しいうちに私の転職活動について書き留めておきたいと思います。

30代、子持ちというだけで、転職市場からは不利に思えますよね。結果としてめちゃめちゃ落とされました。おそらく、100社はうけたのではないでしょうか(笑)でも、ご縁がある会社があったおかげでこうして転職することができております。

夫の転勤に伴い転職することになったため、居住地も変わることになりました。なので、転職フェアなどに通うよりもエージェントを経由して紹介をしてもらった方が効率的だと思い、3つのエージェントに登録をしました。利用したエージェントは①パソナ転職エージェント、②リクナビ、③type転職エージェントです。それぞれ、とても親切に企業の斡旋をしていただきました。

エージェントに登録すると、まずは電話での面談があります。内容は①転職の理由、②転職に対する希望(業界・業種・年収・勤務地など)、③転職の時に特に重視すること、④転職に対する不安点などです。ヒアリングが終わると自分の希望条件に合った会社の求人情報をメールやマイページ(各エージェントのHP)に流してくれます。最初のヒアリングから1~2週間程度の間は、毎日10件ほどの求人を紹介してくれるので、1つ1つの求人に目を通すだけでもかなりの時間がかかります。いただいた求人情報の中から、自分が受けてみたい会社に対して、マイページ上で応募をすると、エージェントから企業へ自分の履歴書や職務経歴書を送っていただけます。(履歴書や職務経歴書の書き方についてもまた発信したいと思います。)これが1次の書類審査になります。

1次の書類審査は、PC上に作成した履歴書と職務経歴書があればすぐに応募ができます。結果は約1週間後を目途にエージェントからメールでいただきます。当初のエージェントとの面談で、1次の合格率は約30%ほどだと聞いていました。しかし、私の場合は10社選考を受けて1~2社受かる程度でした。合格率でいうと15%くらいだったかと思います。この合格率の低さは、私が30代で子持ちだったからなのか、スキルが不足していたのかはこの時点では不明でした。しかし、希望度の高い企業をことごとく1次で不合格になっていたため、書類選考の段階では選好みせず少しでも興味がある会社には書類を送るという意識に変えました。3つのエージェントを使い、それぞれ30~40社に書類を送りましたので、合計すると100社以上の書類選考を通したと思います。

幸運にも1次書類選考を通過できた企業は20社ほどありました。書類選考を通過すると、次は1時面接、2時面接…最終面接と面接が続きます。私の場合、地方在住で都内に転職を希望していたため、何度も面接のために東京を往復することが出来ませんでした。(当時は前職も続けていましたので。)そこで、Skype面接が可能ならお願いしたいという依頼を毎回行っており、最終面接以外はほとんどSkypeなどを使ったWeb面接に変更していただくことが出来ました。(コロナが流行る前です!!)

さて、面接の際の面接官の質問で、やはり子持ちという条件を懸念されているんだな。と何度も感じさせられることになります。「お子さんが小さいけど、本当にフルタイムで働けるの?」「うちの会社は、小さいお子さんがいると苦しいと思うよ。」など、ネガティブな事をたくさん言われましたし、実際に面接を落とされた理由をエージェント経由で確認した際にも子供を懸念しているという内容もちらほらありました。確かに、同じ条件の応募者が2人いて、20代前半の子と自分がいたら、前者を選びたくなるよな、、と落ち込みながらも面接を受け続けました。

そんな中、子持ちでも構わない、長時間勤務より生産性を重視するといった社風の企業いくつかから内定をもらうことが出来ました。内定をいただいた会社は、私が子持ちだとか、30代だとかという条件よりも、今までの実績を評価してくださったようです。子供を産んでから、残業ができなくなったこともあり、どうしたら短時間で成果を出すことが出来るか考えながら生産性を上げてきた経験や、現状維持をしなで創意工夫している姿勢を評価してくれたみたいです。そして、内定を頂いた企業のうち1社を選んで転職することが出来ました。

転職活動を通して、やはり多くの企業は子育て中のお母さんという肩書の人を積極的に採用しようとしていないんだなと感じました。しかし、その背景には、時間がない子育てママにはうちの会社は無理!という長時間労働を当たり前のように行っている会社や、偏見があったようにも感じました。逆に積極的に私のような人を採用してくれた会社は、成果主義であったり多様性を受け入れているように感じました。書類選考から数えると、100社以上は落ちたと思いますが、落ちた会社に入っていたら長時間労働主義に苦労していたかもしれません。子育てママという肩書を気にせずに採用してくれた会社だからこそ今、とても働きやすさを感じています。同じような肩書で転職を考えられている方もいらっしゃるかもしれませんが、転職活動は楽ではありませんでした。嫌なことを言われることもあります。でもあきらめずに続けたら、きっと自分と相性のいい会社と巡り合えると思います。


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