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お家コーヒーの楽しみ方3選

コロナの影響でカフェなどに行けず、自宅でコーヒーを楽しんでいる方も多いと思います。

私の自宅でコーヒーを淹れるときの楽しみ方をご紹介したいと思います。

色々な豆で楽しむ

豆の産地や焙煎しているコーヒー屋さんなど、使う豆で味が大きく変わるのがコーヒー。

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コーヒーの産地は大きく分けると3エリア。アフリカ、アジア、中南米です。
エリアごとの特徴はざっくり以下のようになります。

アフリカ: 酸味が強く複雑でワイルドな香味。
アジア: 酸味より苦味とコク。華やかというよりスパイシーな香味。
中南米: 酸味と苦味のバランスが良く、マイルド。

苦味系のガツンとしたコーヒーが飲みたいときはアジアのマンデリン、マイルドですっきり系のコーヒーが飲みたいときは中米のパナマ、などその時の気分に合わせてセレクトします。

私は酸味系も苦味系も好きなので色々な国や地域のコーヒーを楽しんでいます。

また、焙煎度でも味は大きく変わります。
浅煎り: 苦味は弱く酸味が強い
深煎り: 苦味が強く酸味は弱い

「産地✖️焙煎度」で色々飲み比べすると面白いです。
例えば同じ産地の豆でも、浅煎りでは酸味がきつく鋭いが、深煎りではしっかりしたコクとほのかな甘みが感じられたりと、焙煎度によってコーヒー豆が見せる表情の違いを楽しめます。
また、例えば同じ深煎りでも、マンデリンの深煎りはどっしりしたコクと強い苦味でガツンとくるコーヒーが楽しめ、ケニアの深煎りはストロベリーのようなフルーティな風味とほのかな甘みが感じられたり。
深煎りだと全て苦い、浅煎りだと全て酸っぱい、というような単純なものではないのが面白いところです。

色々な抽出で淹れてみる

同じ豆でも、抽出する道具でコーヒーの味は変わります。

〈ペーパードリップ〉
最も一般的なのがペーパードリップ抽出。ペーパーフィルターによって微粉や油分がコーヒー液に落ちず、すっきりした味に仕上がります。

ドリッパーは大きく分けて、台形型と円錐型があります。
台形型は比較的コーヒー粉の層が薄くなるためあっさりめのコーヒーになりやすく、円錐型は層が厚くなるのでコクが出やすい傾向にあります。ただ、いれかたで味は大きく変わるので一概には言えませんが。

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〈フレンチプレス〉
コーヒー粉をお湯に一定時間浸けて、金属フィルターで濾す方法です。特に技術的なものは不要なので、分量をいつも同じにすれば比較的かんたんに味を安定させやすいのがメリット。
金属フィルターはコーヒーの油分や微粉を通すので、ペーパードリップよりコーヒーの風味が強調されやすいのが特徴ですが、微粉の粉っぽい感じが苦手な人もいるのと、クオリティの低いコーヒーだと雑味が出やすいこともあり、好き嫌いが分かれる抽出方法です。

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〈サイフォン〉
見た目のインパクトが強いサイフォン。手入れはやや面倒なものの、分量さえしっかり計れば味は安定しやすいのが特徴です。
基本的に高温抽出になるので深煎りだと苦味が強く出過ぎてしまいますが、香りの良いコーヒーはその良い香りを存分に引き出せます。

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自分でブレンドを作ってみる

色々な豆を比べるだけでなく、自分でオリジナルのブレンドを作ってみるのも面白いです。

例えば、基本的にはブラジルのような苦味も酸味もマイルドなコーヒーが好きだが、モカのフルーティーな香りも好きだしコロンビアのコクのある感じも捨てがたい。
そんな時は3つをブレンドしてあげることで、マイルドなブラジルをベースにしつつ、エチオピアモカの華やかな香り、コロンビアのコクをプラスしてより理想的なコーヒーに仕上げることができます。

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どんな味になるのかは、実際にやってみないとわかりません。
気になるコーヒーを何種類か買ってきて、まずはそれぞれ抽出し、色々な組み合わせで抽出したコーヒー液を少しずつ別のカップに入れて混ぜ、味をみてみる。これを繰り返すと、これは!という組み合わせがみつかったりします。意外な組み合わせが美味しかったりするので、一度試してみると様々な発見があって楽しくなります。

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