「僕たちは14歳までに何を学んだか」を読んで #33

私は子供の頃、ずっと外で走り回って遊ぶような子でした。
とにかく、知らない世界を見たくて、やったことがないことをやりたくて。

人の塀に登って近道だとか、工事現場に入り込んで秘密基地だとか、自分の子供がやっていたら思いっきりゲンコツするようなことばかりやっていました(笑)

そんな私がこの本を読んで改めて思うのは2点です。

絶対の成功法則なんてない

「金持ちだけやっている3つの習慣」とか「成功者に学ぶノート術」とかそんな本やネット記事がよくあります。

しかし、元も子もないことを言うと、人それぞれです(笑)

例えば、早起きは三文の得と言いますが、朝仕事した方が集中できる人もいれば、昼前に起きる人もいます。
たとえ100人中95人の金持ちが早起きしていても、残り5人にとっては夜に仕事をすることが成功法則なのです。

敵(社会)を知り己を知ること

上記の点とも被りますが、まず己を知ることが大切だと思うのです。

本当に自分は朝型なのか、夜ではどうなのか。
誰かに言われたわけでなく、自分で真剣に考えて試行錯誤した結果なのかが重要です。

己を知ったあとは敵(周辺環境)を知る必要があります。
朝型になりたくても、残業が強いられる環境では難しいでしょう。
夜型になりたくても、小さい子供がいると難しいでしょう。

自分がやりたいことと、そうできない要素をまずは認識して、自分で選択する必要があります。

成功者の幼少期を知ったって意味がない・・・?

絶対の成功法則がないのなら、自己啓発本の類なんて読んでも意味がないという結果にはなりません。

私がこの本を読んで本当に感じたのは、自分の中の欲求を素直に出すことが大事なんだということです。

私が人に迷惑をかけながら危ない遊びをしていたように、誰しもが必ず強い原体験を持っていると思います。
親に怒られ委縮していた幼少期、女にモテるためだけにやっていた部活、理由もわからず夢中になれたアイドル。
何かしら心に強くもっている体験です。

この本に出てくる4人はこの原体験を自分で認識し、自分がやりたいことを認識し、社会が求めることを創造しています。

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」と2,500年も前から云われていることですが、わかっていてもできないんですよね。。。

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