【超簡単】Classroomオーナー権限を一括移譲(GAS使用)
本記事では、Google workspace for education のClassroomでオーナー権限を一括移譲するスプレッドシートを紹介します。Classroom APIを利用してGASで作成しています。
なお、本システムは特権管理者での使用を想定しています!
1 特徴
(1)Gmail が使えなくてもオーナー権限を移譲することができる
自治体や学校によってGmailの使用を禁止しているところがあるようです。Classroomはオーナー権限譲渡をGmail認証で設定する方法しか用意されていないので、Gmailが使えないと普通の方法では譲渡することができません。本システムを使えばGmailが使えなくてもオーナー権限を移譲できます。
※話は逸れますが、教職員のGmailを使用不可にすることについては反対です。GIGAスクールを推進していくのであれば不用意に制限をかけるべきではないと思います。積極的に利活用する中で課題解決を図ることが重要だと考えるべきです。GIGAスクールのセキュリティポリシーについては別記事でも取り上げてるので、良かったらご覧ください。
(2)複数のClassroomのオーナー権限を一括移譲することができる
年度末などでClassroomのオーナー権限の整理を一括で行いたいときなどに。また、別記事で紹介しているclassroomを一括削除するスプレッドシートを利用することで、特定のアカウントへオーナー権限を一括移譲⇒一括削除という使い方もできます。
2 スプレッドシート(classroom一括移譲)をコピー
※スプレッドシートは「移譲」「名簿」の2つのシートで構成されています。
3 使い方
(1)特権管理者でログインする
(2)「指定アカウント」へ入力する
「名簿」シートへアカウント情報が登録されているとリスト選択できます。
※直接入力も可能なので「名簿」シートは使用しなくてもOKですが、名簿シートを利用すると選択したアカウントの氏名が表示されるので誰のアカウント情報なのかわかりやすいと思います。
(3)「gasで実行する」⇒「①Classroom情報を抽出する」
実行すると、指定アカウントが教師参加しているクラスルーム情報が表示されます。
(4)「移譲するオーナーID」を選択 ⇒ 「gasで実行する」⇒「②オーナー権限を一括で移譲する」
移譲できるアカウントがリスト選択できます。「移譲できる参加者IDなし」と表示されている場合は指定アカウントのみが教師参加しているクラスルームになります。
以上です。
よかったらご活用ください。
※今回のGASプログラム作成にあたり、以下のNoteを参考にさせていただきました。
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