実際のプロダクトにかかる金額

おはようございます。
Hiro_Matsunoです。
最近Apple叩きする人間も多いですが本来の本論が忘れられていて軽んじられてる気がしてならないです。
今日はすいません順番を入れ替えます。

プロダクトの金額は人・物・金額・開発で決まる

はっきり言っておくと今はなんにおいてもお金がかかります。
特にスマホ・タブレット・パソコン・自動車はお金がかかります。
なぜなら開発コストが上がってしまってるからです。
自動車ならECUの中に入っているCPUの価格・パソコンはCPU/GPU一体型の場合双方の開発価格および製造価格が大きくのしかかっていることを知る人はいません。
今はAppleのMチップのようにメモリやSSDまでCPU/GPUに一体化される時代も来ています。
どんどん開発コストは実際は跳ね上がる一方でAppleはよく頑張っていると思います。
Windowsに同じ考え方を持っていったら軽く20万超えするところを16万程度で抑えきれているのがAppleのプロダクト力の強さです。
Intelが本気になってMチップセットと同じことをやったらチップ一枚の価格軽く2倍はかかると算出できます。
AMDでも倍はかかるでしょう。
Appleは叩きをする人たちはそのことを知りません。
今はしっかりAppleはコストを計算した上でMチップセットを作っています。
それだけTMSCの技術力が高いことも意味しています。
それだけのコストを軽減しながらもあのコストで作ってしまうところが怖いんです。

正直言うとウェハーを作るところも物凄くコストが掛かっている

CPUやメモリってウェハーという半導体から作られています。
今は10nmから5nmさらには4nmへと小さいサイズになりつつあります。
それだけの技術力をつけると言うと相当な研究が必要になります。
開発コストは昔の約3倍のコストは掛かっているということになります。
消費者である読者の皆さんはこのことを知りません。
更に極細化して精密化するとコストはどんどん跳ね上がるけど性能は倍に上がるということになります。
安くていいなんて考えてもウェアー作る機械もどんどん改良されていき古い機器は排他されていく運命ということがわかっていない。
良いものを作るためには昔の技術も必要だが今の先端技術を極めたほうが良いソフト業界と同じことがCPUやメモリの世界にも起きているんです。
ムーアの法則と呼ばれた時代から常に進化し続けたCPUの開発競争はpm(ピコメータ)ルールの世界に入ろうとしています。
高い技術力が必要になりチップ一枚の価格が今より2倍はするかもしれません。

筐体についてもしっかりと考えられている

車のECUもパソコンもそうなんですが放熱は絶対の課題になっているのは事実です。
それなのに車のECUは室内じゃなくなぜエンジンルームなのかって考えたことありますか。
それは車のコントロールに向いた場所が偶然にもエンジンルームにミッション・エンジン・ABSなどがあって効率がいいからなんですがものすごい放熱フィンがついているのは放熱対策です。
放熱が出来なければいくらCPUが熱に強くても意味がないことを意味しています。
パソコンも同じことが言えます。
いくらデザインが良くても冷えなければ意味がないんです。
AppleもWindows機メーカーもその辺は良く研究しつくされています。
昔はそれほどでもないですが今はCPU自体の放熱を考えてデザインをしなければ性能に響くことになります。
中華メーカでは考えられていないものもありますが殆どの会社は考えデザインを行って性能を引き出している状況なのです。
当然デザインもデザイナーを入れて開発ですからお金は当然かかります。

結局は人件費と材料費・開発費が一番高くなってしまう

物作りを経験しないとわからないことですが。
実際コストは全部コストが上がっていることになります。
薄いものを開発しようとするとそれなりの冷却とかの問題をクリアすることが重要になります。
高速なものを作ろうとすると冷却を考えないといけないのと色んなものを載せた形でのスピードアップを考えていかないといけないものでもあります。
高速なノーパソなんて大変ですCPUの冷却はもちろんメモリも冷却しなければならないしSSDやGPUも冷却を考えてやらないとマザーボードがやられてしまいます。
それだけの開発と技術力とコストが必要になり価格は跳ね上がるわけです。
もちろん冷却のための材料も準備しないといけないからお金はどんどん跳ね上がるわけです。

正直言うと今のパソコンや自動車やスマホやタブレットの高騰は結局は昔CPUが安く出来てた時に一気に騒ぎ立てたために反動として発生したものと言えます。
今の価格が本来の適正価格帯と言えます。
考えてみてください。
CPUの技術はどんどん発展していっているんです。
ムーアの法則を今は遥かに超えていると言っておきましょう。
nmの世界からpm(ピコメータ)ルールへと移行しつつあります。
多分5年後にはpm(ピコメータ)ルールになっていることでしょう。
更に高騰を呼ぶかもしれません。
だから言っておきますがCPUの技術力が良くなるとそれだけ倍の機械の開発コストとパソコンやスマホ・タブレット・自動車のECUはCPU開発コスト分の価格の上昇を引き起こしてしまうということしっかりと学んでおいてください。
企業努力してもこればかりは下がりません。
どうすることも出来ないことも書いておきます。
そのあたりしっかり認識しておいてくださいね。

Hiro_Matsunoでした。

また来週。

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これは私の今までのハッカソン・エンジニアリングワークなどで得た知見等を書いていくものになります。 特に苦労しそうなことを書いていこうと思い…

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