肝臓は薬剤にも反応する

おはようございます。
Hiro_Matsunoです。
肝臓皆さんしっかり守ってますか。
薬によって肝臓が悪化する話は知らないと思うのでこれについて書いていきます。
本来これは先週書く予定でしたが今日書いていますのでご了承ください。

薬剤性肝炎とB型肝炎の見分け方

体の調子の悪くなり方を調べる

これは非常に重要なことになります。
運動してから身体の調子が悪くなる場合ですが大概は脂肪肝・アルコール性肝炎・NASH・ウィルス性肝炎が挙げられます。
それではなく薬を飲んでしばらくしてから身体の悪くなる場合は薬剤性肝炎です。
薬剤によっては肝臓にダメージを与えやすいものがあります。
抗精神薬・第1世代抗ヒスタミン剤・アレグラ・タリオンなどいろんな薬剤で確認されている副作用の一つです。
薬を飲んで体の調子が悪くなる場合は血液検査のみで確認できます。
・AST上昇
・ALT上昇
・γ-GTPの上昇
が見られます。
これらの上昇幅を調べる必要があるため絶食する必要があるわけです。
ひどくなっている場合は薬の変更が消化器内科から各医療科に指示されることが多いです。

薬剤性肝炎の治療法

1.負荷のかかる職場を避ける

私の場合実は薬剤性肝炎は2度あっています。
双方とも交代勤務いわば輪番のときにあっています。
身体の疲労が原因かなと思っていましたが飲んでいた薬によって引き起こされていることがあとからわかりました。
1回目はアレグラ・タリオンでした。
アレグラ・タリオンは抗ヒスタミン剤で一番肝臓を痛める可能性があるので服用して体調を崩すようなことがあれば薬剤性肝炎であることは確かでしょう。
2回目は抗精神薬のドグマチールでした。
抗精神薬は心臓に負荷ををかけるものと肝臓に負荷をかけるものに大別されます。
ドグマチールは肝臓系に負荷をかけることがあります。
その2回の事例から考えると抗ヒスタミン剤と抗精神薬は肝臓に負担が多いのでできる限り体調が良くなるまで交代勤務から外してもらえるように職場にお願いしてみてください。
続けると大変なことになります。
現実職務怠慢と思われてしまうこともあるので要注意です。

2.薬剤の副作用の特性を調べる

軽いものだとすぐ対応ができますが肝臓が異常をきたしている時に無理矢理勤務をすることはある意味危険を指しています。
肝臓は破裂もあり得る臓器です。
必ず消化器内科に受診をし問題がないことを確認することと治療が必要な場合はどのような治療になるかを教えていただけると思います。
ALT・AST・γ-GTPの上昇が見られた場合は安静治療を言い渡されるケースもありますので注意が必要です。
薬によっては他にも臓器を痛めつけている可能性のあるものがありますので注意が必要です。

3.徐々に安定剤などの肝臓に負荷をかける薬剤を減らしていく

肝臓に負荷をかける薬剤を減らしていくことは努力義務となります。
職場に迷惑をかけているわけには行きません。
徐々に減らせると判断できるものは減らしていくほかありません。
減らす他にも肝臓に負荷をかけない薬剤に変えていく方法があります。
私の場合は抗ヒスタミン剤を変えていくことと精神安定剤の量を減らしていくことで対応しています。
今は抗ヒスタミン剤は第2世代抗ヒスタミン剤のレボセチリジンを処方していただいています。
このように対応していくことで肝臓を守ることができます。

私の場合は2回経験していますが。
両方とも大変でした。
調子が悪くて休むことが増えていくことがありました。
1回目のアレグラ・タリオンの場合は勤務を辞めるつもりでコア中部カンパニーまでお詫びに行き経緯をお話し対応をお願いしました。
2回目のドグマチールの場合は勤務継続続行不可能とお互いに利害が一致したため派遣を停止して頂きました。
薬剤性肝炎は非常に辛いことにもなりかねません。
薬を服用してから体調悪化する場合はかかりつけ医のもとに行き消化器内科への紹介状を書いてもらい肝臓の状態を確認する必要があるので気をつけてください。
倒れてからでは遅すぎます。
体調が悪いと気づいた段階で動くこと忘れないでください。

Hiro_Matsunoでした。

また来週。


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慢性肝炎の治療を行なった時の対応と対処など書いていきたいと思います。 現在も進行中で治療を頑張っております。 助成などや治療・検査の選択法なども書いていこうと思います。 こちらが最新版になります。

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