映画紹介『ウエスト・ワールド』

現実だと思っていた中世アメリカの西部劇の世界が、実はロボットのテーマパークだったという話。

話の展開が非常にリアルで、自分は本当の話なのではと思ってしまったほど。(自分は大抵のSF作品を本当かもしれないと思って見ているのだが)設定上、どうしても暗くなってしまうので、サスペンスが苦手な人はダメかもしれない。

オープニング曲はバイオリンが重厚なので、クラシックが好きな方は検索してみてもよいでしょう(YouTubeにあります)シーズン2以降、エンディング曲がエピソードごとに変更される点に作り込まれているように感じました。(シーズン4で打ち切りになったようです。コストカットが理由のようですが、新しい情報がシーズン3まででかなり出ており、メインがアクションに傾倒していたことも理由の1つかもしれません。ただ、主人公の女性のガンアクションは爽快でカッコよかった。エンタメとのバランスが取れていて、シーズン1よりはライトに見ることができたように感じます。)

テーマパークを訪れた客は、ロボット(作中では「ホスト」と呼ばれる)に対して、(暴力など)何をしてもいいという世界です。そして、ロボットは殺されると修理・記憶をリセットされ、プログラムされた日常を繰り返します。しかし、記憶が残っているホストがあらわれ、作られた世界だと気づいたホストが、運営に立ち向かうという物語です。

しかし、もし仮にこの世がプログラムされた世界だとしても、それはそれで安全なようにも感じますね。車のハンドルミスで、突然轢かれることもないでしょうし。

自分はこの作品を見て、今までの他者との関わり方を振り返るきっかけにもなりました。(このテーマパークが30年間同じ設定である理由についても、シリーズの後半で説明されていました。)
皆が他人を自分と同じように扱うことができれば、「善行は他人の為ならず」ということわざがあるようにいい方向に向かうと思いました。

ただ、このドラマは戦闘アクションが多いので、感じ方は人によって違うのかもしれませんが😅

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