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『北九州市政改革マニフェスト』     第2章 公約選挙2021年

『旧態依然の北九州市政を変える』

 私も北九州市政には無関心でした。ある事件が起こるまでは無知でした。戦後『鉄は国家なり』と言われ日本の産業復興の中心的な存在であった八幡製鉄所。その黒煙を毎日見ながら育ちました。物心がつく頃には生まれ育った八幡市は産業・商業の中心として繁栄していました。

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 私の知らない間に1963年に政令都市『北九州市』五市対等合併で誕生した。北九州市民は北九州市の発展は当然の如く期待して市民は浮かれていました。その頃から目に見えて変化が起こりました。最初に八幡駅が当時の守田道隆市長によって地元中央区商店街の店主の意見を聞かず現在の位置に移転しさせました。多くの店主は移転によって商店街が衰退したと今も信じています次の八幡市選挙では落選し社会党市長が誕生した。次に八幡製鉄所の社員が八幡市から転出移転が始まりました。その後、八幡製鉄所関連会社・中小企業・零細企業の減少が著しくなり、商店街から友達が居なくなり、店が消えていきました。八幡市中央町から黒崎町へと商業の中心が移りました。その時でさえ何故この様な変化が起こるのか分かりませんでした。大手のデパート・スパーマーケットが次々に長崎街道黒崎町周辺へ進出し街は北九州一の繁栄を謳歌しました。 当時は黒崎商店街の店主はその後の衰退を予測するものは皆無に近かった。店主は自信に溢れ、米国から取入れた金儲けの経営理論を学んでいた。

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 国の政策による産業の転換、エネルギー政策の転換によって石炭産業が崩壊しました。現実社会でパラダイムシフトが起こっているのだと実感したのは最近のことでした。北九州市の歴史を学んでから世間の変化が如実に理解できる様になりました。今度は繁栄した旧長崎街道黒崎商店街の没落を目にして傍観者として商業の興隆から衰退まで歴史の生証人の如く俯瞰的に見ることができました。

北九州市議海外視察公費返還訴訟 福岡市地方裁判所

 私を政治の世界へ目を向けさせる事件が起きました。         2018年フジテレビで放映された『北九州市議公費無駄遣い海外視察旅行』 でした。放映される前に当事者である市会議員の事務所を訪問して話を聞きました。特に印象に残ったのは言い訳と家族に迷惑をかけたと反省していた点でした。                              突然友達の電話でテレビで北九州市議の公費800万円の無駄遣いの実態が生々しく放映されているから見るべきだと言う事でした。                       市民の怒りは増幅され収まりませんでしたが、いつもの通り市民の怒りは 消え、政治家不信から無関心に市民は心変わりして行きました。     しかし、市民オンブズマン北九州並びに7人の弁護士団と共に市議の悪行を調査し最初に住民監査請求を提出しました。しかし、市監査委員は『明らかに不合理と言えぬ』『裁量権の範囲の逸脱や乱用は認められない』と請求を棄却しました。我々仲間の怒りは頂点に達しました。すぐに市民オンブズマン北九州の弁護士が『市議会海外視察費用返還請求』で福岡地方裁判所に提訴しました。現在7回目の口頭弁論が行われていますが、現在裁判中です。しかし、確実な事は長い裁判を見守ることになる事です。 

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 その後北九州市議会を傍聴するたびに市議会自体が制度疲労を起こしている。北九州市会議員でさえも必要だとは思えなくなりました。原稿を読むだけの議会運営、議事審査でさえも無意味に思えてきました。予算審議をできる議員は少数派で多くの議員は予算案でさえ理解できない。       全ての議案は北九州行政の意のまま審議さえせずに可決採決で通過していきます。2021年の1月の選挙では騒音選挙でなく、公約を主張するマニュフェスト選挙の始りだと思っています。

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北九州市民本位の『住民の住民による住民の為の市政』を目指すべきです これで私の最後の仕事になりそうです。  

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