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投資初心者向け移動平均線の解説

どうもこんにちは。今日は移動平均線についての解説です。これから投資始めるよって人や始めてるけどまだチャートのことはよく分かりませんって人向けです。

移動平均線とは?

移動平均線(Moving Average)は、株式投資の世界で非常に重要なインジケーターの一つです。一定期間の株価の終値を平均し、その結果をチャート上に曲線として表示します。これにより、短期的な価格の変動を平滑化し、価格の動向を視覚的に把握しやすくなります。移動平均線は、そのシンプルさと使いやすさから、多くの投資家に利用されています。というか、移動平均線を見ていない人はたまにいますが、ほとんど勝てていません。あとで書きますが、その株価が上昇傾向にあるのかどうなのかのトレンド分析に必須だからです。

移動平均線の計算方法

移動平均線は、ある一定期間の終値を平均して計算されます。例えば、50日移動平均線(SMA)は、過去50日間の終値を単純に平均したものです。この値を毎日計算してチャートにプロットすることで、価格の動きが滑らかな曲線として表示されます。移動平均線の計算式は以下の通りです:


ここで、nは指定した期間の日数を指します。50日移動平均線ならば、nは50です。このようにして計算された移動平均線は、価格の全体的なトレンドを把握するのに非常に役立ちます。

移動平均線の種類

移動平均線にはいくつかの種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。代表的なものには以下の3つがあります:

  1. 単純移動平均線(SMA)

    • Simple Moving Average:SMAは、最も基本的な移動平均線で、一定期間の終値を単純に平均したものです。このシンプルさと分かりやすさから、多くの投資家に利用されています。

  2. 指数平滑移動平均線(EMA)

    • Exponential Moving Average:EMAは、最近の価格により重みを置いて計算される移動平均線です。これにより、相場の変化に迅速に反応する特徴があります。ただし、反応が早い分、誤ったシグナル(ダマシ)が出やすいというリスクも伴います。

  3. 加重移動平均線(WMA)

    • Weighted Moving Average:WMAは、直近の価格にさらに重みをかけて計算される移動平均線です。これにより、価格の変動に対する反応が迅速になりますが、同様にダマシのリスクも存在します。

移動平均線の見方

移動平均線を使って相場を分析する方法は多数ありますが、ここでは代表的なものを紹介します。

  1. 価格と移動平均線の位置

    • 価格が移動平均線より上に位置している場合、一般的には上昇基調であると判断されます。逆に、価格が移動平均線より下に位置している場合は、下降基調であると判断されます。

  2. 移動平均線の傾き

    • 移動平均線が上向きであれば上昇トレンド、下向きであれば下降トレンドと判断されます。傾きがほとんどない場合は、相場に明確な方向性がないレンジ相場と見なされます。

  3. 乖離率

    • 価格が移動平均線から大きく乖離している場合、通常は価格が移動平均線に近づく動きが見られます。これを利用して、価格の勢いを測ることができます。

ゴールデンクロスとデッドクロス

移動平均線を使った重要なシグナルには、「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」があります。

会社四季報より
  • ゴールデンクロス(買いサイン):短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に突き抜ける現象を指します。これは、上昇トレンドの始まりを示唆し、買いのシグナルとして知られています。

  • デッドクロス(売りサイン):短期移動平均線が長期移動平均線を上から下に突き抜ける現象を指します。これは、下降トレンドの始まりを示唆し、売りのシグナルとして知られています。

移動平均線の期間設定

移動平均線は、投資スタイルや分析対象に応じて、期間を自由に設定できます。一般的には以下のような期間設定がよく使われます:

  • 短期:5日、10日、14日、20日など

  • 中期:50日、60日、75日など

  • 長期:100日、200日など

これらの期間設定は、多くの投資家に利用されているため、相場の動きを把握するのに役立ちます。

注意点

移動平均線は便利なツールですが、完璧な指標ではありません。相場の状況によっては「ダマシ」と呼ばれる誤ったシグナルが発生することがあります。ダマシとは、買いシグナルや売りシグナルが出たにもかかわらず、その後の価格動向が逆行する現象です。これを防ぐためには、他のインジケーターと組み合わせて使うことが推奨されます。

移動平均線と他のインジケーターの組み合わせ

移動平均線の信頼性を高めるためには、他のインジケーターと組み合わせることが有効です。例えば、移動平均線とRSI(相対力指数)を組み合わせることで、より根拠のある取引シグナルを得ることができます。私も使っています。

  • 移動平均線 × RSI

    • RSIのダイバージェンスが発生した後に、移動平均線のゴールデンクロスが発生すると、買いのシグナルとして非常に強力です。このように、複数のインジケーターを組み合わせることで、ダマシのリスクを減少させることができます。


まとめ

移動平均線は、株式投資において非常に重要で有用なインジケーターです。基本的な使い方や見方を理解し、自分の投資スタイルに合わせて活用することで、効果的な投資判断が可能になります。移動平均線はシンプルで初心者にも使いやすいツールなので、まずはチャートに表示させてみて、実際の取引に役立ててくださいね!

P.S
投資の基本は安いところで買って、高いところで売ることです。
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