【まいぶっく04】壮大な自由研究~ウエズレーの国
「夏休みの宿題」、私にとってそれは、「最後の日に泣きながらとりくむ」ものだった。
小学4年生の夏休み。もう夜の10時になるのに工作ができあがらない。箱で自動車を作っていたのだが、タイヤがうまくつけられない。竹ひごに厚紙を丸く切ったタイヤをつけたいのに、何度やってもひしゃげてしまう。自動車本体もひしゃげている。
「今までの24日間(※)、何をやっていたんだろう・・」と鼻水をすすりながら思ってもあとの祭り。親に「もう寝なさい!」と怒られ、万事休す。
始業式、半分つぶれたその