マガジンのカバー画像

まいぶっく ~ お気に入りの 児童書や絵本を紹介します。

37
お気に入りの 児童書や絵本について書いた記事を 集めています。
運営しているクリエイター

2020年12月の記事一覧

【まいぶっく15】思いを手紙で~ かはたれ ― 散在ガ池の河童猫

「かはたれ」 初めてこの言葉を聞いたのは、大学生の時。 「変な言葉だなあ。『馬鹿ったれ』とか『くそったれ』みたいな意味なのかなあ。」と思った覚えがある。 ああ、恥ずかしい(^^; かはたれ(かわたれ) 夜明けがたの薄明(はくめい)。おぼろげな光のなかで、かれはだれか見分け難いとき、の意。「彼(か)は誰(たれ)」。かわたれどき。古くは、夕暮れどきもこう呼ばれた。 (「かはたれ」のカバーより) こんなお話・・・河童の八寸。81歳だが人間で言えば8歳くらいのまだこども。

【まいぶっく14】うそつきの天才~おじいちゃんとの 最後の旅

図書館のHPで 新着チェックをしていて 見つけたこの作品。 「あっ!ウルフ・スタルクの 新作がある (^^) 」 Amazonの内容紹介も見てみると、そこには、 「・・胸を打つ、最後の作品」。 ああ・・亡くなられたんだ・・・ * * * *初めて読んだスタルクの作品「パーシーとアラビアの王子さま」(小峰書店 1997年)が、ものすごくおもしろかった。思わず「スタルクは 最高!」と書いて、愛読者カードを 出してしまったほどだ。 (すると、小峰書店から ポストカードが 4枚ほ