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「エッセイ」 恥多き人生

人生でもう何度目になるか分からない転職をした今月。
新しい職場で働いている。

職種はなんとITコンサルタント。
聞こえは良いが、実質はRPAエンジニアというプログラマーまがい。
ITツールの導入とITツールの作成という違いだが、大分その辺りがボーダレスになってきており、こういう若干の詐称も業界では常識なのだとか。

コンサルといえば激務。
私もかつてはメーカーで1日20時間働いたこともある。
どんな激務にも耐えて、成果を出すつもりであった。
しかし、ここで立ちふさがったのが、この世で一番面倒なもの。
そう、「人間関係」。

私より先に稼働を始めていた先輩に当たる人間が問題児であった。
まずは段階を踏んで成果物を作りましょう、ということで、まず第一段階として成果物を提出したところ、ここが出来てない、と第二段階の指摘が。
???
気分はまさに現場猫であった。

せっかく手に入れた新しい仕事。
こんな簡単に投げ出すものか、と第二段階の仕上げをして出したら、上長を含めた皆の前で笑いものにされた。
これは激務とは違うだろう。

今の職場は今月限りなので、何とか耐えきろうと3週間ほどガマンしたが、ぷつんと限界が来た。
もうあと数日で終了だが、会社に連絡し、こんなパワハラまがいのところでは働けない、前倒しで稼働を終了と出来ないか相談した。
社長にまで話が言ったらしく、無事前倒しの終了は了承された。
後1日ぐらいは稼働しなければならないらしいが。

自分でもこらえ性が無いとは思う。
転職をしてもせいぜい4年程で環境が嫌になってしまう。
内容は主に2つ。
人間関係と業務の重さ。

私はどうも仕事が出来る人間らしい。
気が付くと、たとえ派遣で入っても周りの正社員より業務配分が多くなり、「自分はこんなに走り回っているのに。何故コイツらは呑気にしているのだ」と、嫌になる。

そしていつしか、その負荷の高い状況は当たり前になる。
「難易度の高い業務は部署に関係なく、出来る人間が行うべきだ」と恫喝され、他部署の業務まで押し付けられたこともあった。
世の中は理不尽だ。
業務のパフォーマンスに対する期待値は待遇に、給料に合ったものにされるべきだよ。



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