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力みがあると力の流れが滞る

昨日は合気道の稽古でした。

今まで苦手だった一つの動きが
今日は調子よく出来ました。

足半(あしなか)という
草履のお陰かもしれません。

先日稽古で、先生に、
「鴨谷君は踵から歩いているから
 軸がブレるんや、
 草履を履いて、鼻緒をつまんで
 つま先から出るようにやな」
と言われたんです。

この足半というのは、
戦国時代に武士が戦で履いていたとか
飛脚の人が履いていたとか
苔の上でも滑らないとか

10年ほど前に知った時
興味はずっとありましたが、
何故か購入までには至らずで。

先日の稽古で歩法の事を言われて、
実際に草履を買って試してみようと、
そして、せっかくだから足半をと、
購入しました。

部屋の中でスリッパ代わりに履いていますが、
いいです、これ。
僕が、踵接地だったかがわかりました。
踵接地が駄目とかではなく、
要所要所において変化するものだなと思います。

足半だと、部屋の中でも、
裸足で地面を歩く感覚に近い気がします。


足半、おすすめですよ。

そして、今日の稽古で、
「仙骨から腕を使う」
という感覚を掴みました。

腕の出どころの距離が長いから
力の発揮が大きい!
そして、体幹も大きく使えます。
なので、自分も楽です。

これは、力の概念が更に変わるぞ!
と思いました。

肩の痛みにもきっと効果的だし、
この使い方ができれば、
肩の痛みは起きないだろうと思いました。

「身体を身体のまま使う」
からです。

施術なら小さな力で
相手に浸透するので、
施術家さんやセラピストの方にも
より有効だなと思いました。

相手を動かすことにも、
ゴルフやテニスなどの球技にも

すべて身体を使うから
どんなことにも応用可能だと思います。

今月の軸トレボディワークショップやセッションで
絶対に伝えたい内容です。

そのためには力を抜くことが
絶対的に大事。

今日の稽古で、
「だから力を抜かないといけないんだ!」
ということがようやくわかってきました。

「日常では普段身体を使えているんや
 でもそれが何かをしようとすると
 緊張する、だからあかんのや」
と言われました。

言葉では「平常心」という
ことになると思いますが、
それが緊張する場面では
動きが固くなります。

緊張するのは、
ある意味生き物として
自然な反応だと思いますが、

宮本武蔵の
「切り結ぶ 太刀の下こそ 地獄なれ
 踏み込みゆけば あとは極楽」

というのが極意でもあるのかなと。

・逃げ腰になる
・腰が引ける
これが駄目なことではないと思います。
ただ、その一歩氣を踏み出して進むことで
活路が見いだせる、そんな能力が
人にもあることも事実。

心の奥の奥のもうちょっと奥で
どこか、脱力に懐疑的だった自分がいました。

だから、何かをする時にも力に頼る癖が出る。
でも、それも徐々に溶けてきて
本当の意味の脱力を目指して
またお伝えしていこうと思います。

相手を傷つける力でも
相手を威圧する力でもない
その人が持っている本当の力を
引き出して、使えるようになるために。

それでは、お読みいただきありがとうございました。

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