【SF6】弾との向き合い方

基本的な対処法

①ジャストパリィしながら相手に近づいて弾の連打を防ぐ

 弾に対してパリィをするとドライブゲージの減少とガードバックの減少効果があります。しかし、弾にパリィを狙うのはあまりいいことではありません。弾にはジャストパリィを狙ってください。
 まずパリィをするために立ち止まることが既によくありません。パリィボタンを押すとその時点で歩きが止まってしまい、弾が自分に到達するまでに稼げる距離が少なくなってしまいます。当然歩く距離が短ければ短いほど相手キャラに近づくまでに撃たれる弾の量が増えます。故に弾が自分に到達する寸前まで相手に向かって歩いていることが理想です。まずは弾にパリィを取るために立ち止まるということをやめましょう。
 また、弾をジャストパリィすると、弾の硬直がほぼなくなり、かなりの距離を稼ぐことができます。弾の硬直がなくなると良いことが2つあります。まず相手の安全弾を安全で無くすことができます。一定以上の距離で相手に弾をガードさせると、次の弾が即座に撃っても対空が間に合ういわゆる「安全弾」となるため、その一定以上の距離では相手は弾を連打することができます。しかし、弾をジャストパリィされ、その瞬間に飛ばれると対空が間に合わずにジャンプ攻撃を食らってしまいます。この安全弾を安全弾で無くすジャストパリィは、それだけで相手の弾の連打を抑制できます。
 次に、弾をジャストパリィすると弾を追いかける形でラッシュしてきた相手のラッシュを止めることができ、相手の安全なラッシュにリスクを負わせることができます。ガイルや春麗などはこの安全なラッシュがかなりやりやすく、対処法を知らないと試合中ずっと密着で有利フレームを取られ続けるのでガイルや春麗には特にジャストパリィを狙っていきましょう。
 このようにジャストパリィは弾をパリィしているだけでは得られない優位性をもたらします。最悪弾をガードしてもいいので、弾が自分に到達するギリギリまで歩いてジャストパリィを狙いましょう。これが苦手な方はトレモで弱中強の弾をランダム再生させて相手キャラに近づく練習をしましょう。

②飛びを通す

 弾関連の読みあいで必要となってくる飛びですが、まず安全弾の距離がわかっていないと読みあいにすることができないため、安全弾の距離はなんとなく把握しておきましょう。そしてジャストパリィしていない時は必ず安全弾でないところで飛びましょう。ジャストパリィが取れた時は弾に対するパリィに飛びを仕込んでおく(ノーマルパリィは硬直が長いため、硬直の差を利用してジャストパリィした時だけ即座に飛ぶということができる)と有効な飛びになりやすいです。
 次に事前に弾を読んで飛ぶ場合ですが、これは相手の動きをよく観察していないと通らない場合が多いです。相手が弾を撃つ時には必ず何かしらのサインがあります。以下に例を列挙します。

・歩きが一瞬止まる
・一定の時間差を空けて弾を撃っている
・コマンド入力のカクカクの癖
・一定の距離に到達すると撃ってくる
・あなたの前歩きのタイミングに合わせて撃っている
・打撃の置きに合わせて撃っている
・投げ抜けやドライブリバーサルなど、一定の距離が離れる行動を取った時に即座に撃ってくる

 ただしこれだけでは確信を持って飛ぶことは難しいので、打撃の置きの癖と合わせて読むのがいいでしょう。打撃も弾と大体同じような読み方で問題ないです。弾持ちキャラには置きで使える打撃の距離にあまりグラデーションがないキャラが多いため、一定距離で打撃を撃ってくることが多いです。その一定距離に踏み込んでこない場合、打撃を差し返そうとしているか、あなたの歩きを待っているか、弾を撃てる距離に行こうとしていることが多いです。こうした打撃の読みと合わせて弾を飛ぶといいでしょう。また、ディージェイやガイルは下溜めがないと対空技が出ないので、しゃがんでいない時は強力な対空が繰り出されることがないと覚えておきましょう。
 ここまで弾の飛び方について説明しましたが、弾を全く飛ばなくても近づけさえすれば弾を撃たれることはなくなるので、飛びが通らないと思ったら飛ばないで①の対処だけを繰り返すのでも悪くはないです(当然立ち回りが不利にはなる)。しかし、良い飛びと悪い飛びの感覚は自分で実際に飛んでみなければ習得が難しいです。ただ飛ぶだけではなく、打撃や弾撃ち、歩きなどで相手を幻惑し、バレないように飛ぶこと。その感覚を掴めば、飛びを通すための立ち回り、すなわち、弾キャラへの自然な対策が習得できるはずです。
 筆者自身、飛びは全くもって得意ではありませんが、バレないように飛ぶためには様々な行動で相手を惑わし、最終的には読みの一環として飛ぶしかないと思います。読みで飛ぶ以上、確実に通る飛びはないのですから。

メンタル面の話

 ここまで弾に対する対処について書いてきましたが、これらを実践したとしても、弾撃ちに対する対処は読みあい以上のものにはなりません。それほどに弾は強力な牽制手段なのです。だから、この記事の内容を実践しようとしても毎回上手くいくことはないでしょう。
 しかし、対処が上手くいかなくても対戦中に怒ってはいけません。弾対策において最も大切なことは「効かないこと」です。弾に対する対処が上手くいかなくて「効いて」しまったら、そのイラつきはプレイを通じて即座に相手に伝わり、あなたがこれまでに試みてきた全ての弾対策にもかかわらず、あなたは弾と対空技だけで全てのライフを失うことになります。どうか弾に「効かないで」ください。それが弾に対する対策の第一歩です。

まとめ

・弾にはパリィではなくジャストパリィを狙う
・弾を連打されないためには相手に近づく
・工夫しないと飛ぶは通らないので飛びを通すために色々やってみる
・弾に「効いて」はいけない

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