野望　

いつの日か。
将来は独立し自分のチームでと思うようになった。
希望というより、野望だった。勤務医には限界がある。
コロナ禍での感染管理のチーム運営は困難を極めた。
発熱外来を担当する医師を揃えられない。
かなり民主主義的に、協力要請を頭を下げてお願いしたが、
それだけでは人は集められなかった。院長先生には、
やはり、ある程度はTOPとしての権限が必要。
自分にそのポジションを、と第7波の際に3回お願いした。
が、反対者がいるので無理とのこと。
その反対者が発熱外来を手伝わない人達。
ここはダメだなと思った。
　若い頃、父（和歌山県新宮市で歯科医開業）から、
❝鶏口となるも牛後となるなかれ❞と、人生訓を頂いた。
いつの日か、力をつけて独立したい。この願望、いや野望が
沸々と心に炎として燃え、勢いが増した。
タカさん（K村氏は、上村とタカさんと書いて良いとのこと）
誘ってくれて感謝です。
今、冬の終わり、開業に向けて、その炎の勢いが増す思い。
ギラギラしていた頃の写真を見ながら、強く思う。
春は来る！未来に向けて前進する！
よーし、やるぞ！

　　　　新横浜ヒロクリニック訪問診療　院長　楠本　洋
（勤務先の事務長から3月以降、次の場所での氏名公表の許可を得ました。）