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【鉄道】多度津駅の橋上化。

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 本日は鉄道のお話です。

 タイトルに上がっている多度津駅はJR四国の主要駅の一つです。予讃線と土讃線の分岐駅として機能しており、近くにJR四国の工場も構えています。また、駅を構える多度津町は少林寺拳法及び四国の鉄道の発祥地として知られています。

 多度津駅は2面4線の地上駅となっており、ホームに行くには地下道を通らなくてはなりません。当然バリアフリーではなく、必要な場合は職員に伝える必要があります。

 ホームをまたぐ形跨線橋がありますが、老朽化のため2017年までに使用を終了し、新しい跨線橋が作られました。しかし、この跨線橋はエレベーターが設置されておらず、自転車が通れるスロープがあるだけの相当めんどい仕様。高齢化が進むために、バリアフリーは急務になっているはずです。

 それと同時に四国の主要駅であるにもかかわらず駅舎の老朽化も激しいです。現在の多度津駅舎は国鉄時代から存在しているものであるため、片方にしか受付がない旧態依然の構造になっているのは否定できません。

だから、世代問わず不便を強いられているのは言うまでもありません。

 多度津町としても駅前のリニューアルをして利便性を図りたいと考えているはずです。

 現実、多度津町は駅周辺の再開発の計画を考えており、多度津駅はバリアフリー化&橋上駅化にするというものです。

 多度津駅は住民の足だけでなく、観光列車「四国まんなか千年ものがたり」の始発駅として設定されているため、琴平駅のように専用の控室を作るということもあり得るわけです。

 そして、多度津町の公共施設の集約や多度津を売り込むことも同時に計画されているみたいです。


 JR四国の駅のほとんどが国鉄時代に作られた駅が残されており、一部は徳島駅や宇和島駅のように駅ビルが建っているものもありますが、殆どは古い駅です。当然JR四国が他のJRと比べて規模が小さく、収益も芳しくない状況(今年は例のウイルスの影響もあって余計そうなっている)なので、安全面を考えたら列車や保守に投資するのは当然です。

 そして、JR北海道が新幹線を開業したため、JR6社(貨物や研究所は除く)で唯一の新幹線のないJRになってしまいました。

 そのため、新幹線変形ロボシンカリオン(TBSテレビ)でもJR四国のみ協力から外されています。(例外:ホビートレインが登場した回)

 当然のことながら、主要都市も新幹線もないJR四国はガチで不利です。JR北海道は札幌市という大都市を構えており、札幌近辺だと電子マネー(Kitaca)が存在しています。ただ、札幌を離れると大赤字区間が非常に多く、保守面でトラブルがあったのは否定できません

 JR四国はそんなことがないよう列車の更新や保守整備に予算を持っていくのは当然です。重大な事故が起きればそれこそJR北海道のようになってしまうのは知ってるからです。実際人身事故を除き鉄道がらみ(保守が絡んでくるもの)の事故はほとんどありません。

 そのため、JR四国の駅舎のリニューアルが後回しにされるのは仕方がありません。

 JR九州も上場しているので、結構トントン何だろうと思うんだけど、JR九州も副業がトントンで本業の鉄道は赤字です。九州新幹線でも徹底したコストダウンを行っており、コンクリートの量を必要最低限まで減らしたり、新幹線の駅でも無人化を実施しています。

 JR西日本も関西近辺ではほとんどリニューアルしているものの、中国地方(広島除く)になってしまうと、国鉄時代の車両が多く残っています。岡山駅の在来線でも一部の特急列車を除き国鉄時代の車両ばかりです。

 JR四国の慢性的な経営難と新幹線&主要都市なしの構造上不利な状況でこのまま進めてしまうと、高速道路とバスにさらにおされてしまい今後は廃線もあり得る話です。ただ、そうならないように徹底したコストダウンとダイヤの調整を行っています。

だから、四国経済界は新幹線の設立を計画しています。

 だからといって、不便を強いられては利用者は激減すると思います。多度津駅はもちろん、新居浜駅など主要駅だけでもリニューアルはしないと、ドンドン車に持っていかれるかもしれません。そうならないようにやはりバリアフリーはさらに必要になってくるんじゃないでしょうか?

 もちろん、近い将来という話ではないのですが、今後のことを考えたら計画を出すのは仕方がないと思います。今後の多度津駅がどうなるか、わかりませんが、やはりバリアフリーは必要になってきてると思いますね。


 本日は多度津駅の橋上化について、お話ししました。

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