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【最適化】超スーパーウルトラめんどくさいUSB-C。

 いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 ご存じUSBですが、現在は高速規格であるUSB3.0とUSB-Cが普及しています。

 このUSB-Cですが、端子が非常に便利な反面、非常に面倒な規格です。簡単に言えば、高速化から外部出力まで統合されているためです。


1:A、B→CはOKだが、C→A、BはNG。

 スマホやタブレットを持つことによって、ケーブルが複数出てくると思います。iPhoneなどがあればLightningケーブル、fireHD(旧世代)やKindle、古いスマホやタブレットなどがあればmicroUSB、パソコンに主に使われるUSB-A端子、そしてUSB-Cの4種類。

 本来、USB-Bはプリンターに使われる端子ですが、今回は特にスマホなどで使うことを想定するので割愛、基本的には同じ。

わたしの場合も全部あるため、ケーブルの管理がめんどくさい。

 と、いうことで変換端子やケーブルを所有していると思います。しかし、これにも十分注意しなければならないみたいです。

 USB-AやmicroUSBからUSB-Cという変換は規格上OKなのですが、その逆、すなわちUSB-CからUSB-AやmicroUSBはNGです。要するにメス側(レセプタクル)がUSB-AとmicroUSB、オス側(プラグ)がUSB-Cでしかできません。

 モノによってはUSB-CからライトニングとmicroUSBに変換できるアダプタ付きケーブルもあるのですが、これもNGです。

 これがダメな理由は複雑なのですが、昔からあるUSB-A同士の接続になってしまうからっていうのもあります。

 USB-C同士がOKなのは、デュアルロールデバイスという機能があるから、PC同士が接続しても故障することがない。この機能で自動的に判断して端末同士を制御することができる。USB-A同士ではそれがないのでNGなのです。これによって、端末に莫大な電流が流れて壊れる場合があるので、危ないのです。

 昔、USB-A同士のケーブルが売られていましたが、この場合、真ん中にこぶみたいなものがありました。これによって転送が実現できたということです。(この中に制御できるものがあったと思われる)ない場合は充電や転送は不可能みたいです。そもそも、そうゆうのはあまりよろしくない。

 プリンター側のケーブル端子がUSB-Aになっていないのは、そのためです。わたしが持ってるScanSnapもメス側はUSB-Bです。

 だから、そういう状況になったら、慎重に選ばなければなりません。お金の無駄になりかねないからね。どこかのお店でメス側がUSB-Cになってるアダプタがあっても買ってはダメです。アップルやエレコムなどのメーカーにそういった商品が存在しないのはそうゆう理由です。


2:2.0、3.0とあり、3.0でも複数あり、PDやサンダーボルト対応がある。

 USBの規格でも現在主流になってるのは2.0や3.0があります。それでも、色々複雑なのです。

・USB1.1:12Mbps
・USB2.0:480Mbps
・USB3.2 Gen1X1(USB3.1 Gen1、USB3.0):5Gbps
・USB3.2 Gen1X2:10Gbps
・USB3.2 Gen2X1(USB3.1 Gen2):10Gbps
・USB3.2 Gen2X2:20Gbps

 USB3.0だけでも4種類もあり、カッコ書きのない新規格はUSB-Cのみの対応で、より速い転送が実現できます。将来はUSB4.0もできるみたいです。

 USB-Cには高速充電が対応できているのがあり、USB-PD(PowerDelivery)と呼ばれています。これのおかげで専用端子を必要とせずにUSBだけで電源接続ができ、しかも高速化が実現できます。(前者は以前からある)

 さらに、USB-CにはTHUNDERBOLTという高速転送規格があり、これによって周辺機器をUSB-C同士でコンピュータに接続することができます。具体的にはMacBook(例)とモニタを接続できます。

 このように、USB-Cでも高速転送、高速充電、機器接続が一括でできるというわけです。ただ、これらもケーブルが全部対応しているわけではありません

 アップルの純正品で考えると、充電ケーブルは1m、2m問わず税抜き1,800円です。かたやサンダーボルト対応ケーブルは0.8mで税抜き4,500円、2m(Pro)は12,800円(税抜き)と価格は倍以上で距離は減少。充電ケーブルはデータ転送と充電のみです。サンダーボルトケーブルはこれらに加えてデバイスやディスプレイに接続ができるため、高価になる。

 裏を返せば、充電ケーブルだけでモニタ接続はできない、ということです。アップルでもその辺りは書いています。

(追記)調べたら、USB-Cでもできます・・・ごめんなさい。ただし、転送速度はThunderboltの方が大きいのは事実です。

 ANKERも同じようにパワーラインを899円から1,690円とアップルよりも若干安いのですが、PD対応はしても、サンダーボルトは非対応です。対応になると3,000円程度必要なので、やはり高いのです。

 つまり、安いケーブルになってしまうと、サンダーボルトどころかPDにすら非対応になっている可能性が高いのです。自分の状況を考えて、よーく見て購入しないと本当にお金をドブに捨てかねません。(わたしはやらかしています。w)


3:ケーブルは考えて買わないと金ドブ。

 しっかりと必要な距離、端子、目的を明白にしなければ、結局ものが嵩張るだけになる上に、お金をドブに捨てかねません。

 わたしもたくさんのケーブルを購入しましたが、今は整理して減らしています。それだけケーブルの選定は非常に難しいのです。

 今後を見据えて、長いケーブルを買えば、今使えると考えても嵩張る。けど、逆に短ければそれは制約がかかる。USB-Cはそれ以上に高速充電、高速転送、機器接続が一括でできる上に、接続禁止まであるから非常にめんどくさいのよね。

だから、慎重にえらばないとだめなのです。



 以上、わたしなりにまとめてみましたが、USB-Cは非常に便利なのですが、それでも種類は莫大にあるため、選定は今まで以上に難しいです。簡単に選べないのが欠点です。

 今回はUSB-Cについて、書いてみました。間違えているところがあると思いますが、ご指摘ご教授いただけたら幸いです。

 最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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