【買い物】セブンカフェ、レギュラーサイズ・108円。
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ご存知セブンイレブンのセブンカフェのコーヒー。現在は税抜き93円でレギュラーサイズを販売しています。
これに消費税を踏まえると、お持ち帰りが100円、店内で飲む場合は102円になります。(ただし、セブンイレブンは外税清算のため、合計金額に変化があります。)
これ、タイトルの通り過去に108円(税抜き100円)で売られていたのをご存知でしょうか?
実際売られていたのは四国・九州・沖縄・北海道で、先行して四国から2019年2月に108円に値上げしました。その後九州・沖縄・北海道でも同じことになりました。
最終的に2019年の11月に現在の税抜93円になり、税込にすると100円になるので、結局元に戻っています。
セブンイレブンがなぜ108円に改定していたのか、ちょっと考えてみました。
1:同表示でも税抜にしてお買い得感をアピールしたかった?
セブンイレブンは2019年9月に清算システムを今までの内税から外税に変更しました。(価格表記は税抜き税込の併記を継続)
そうなってくると、計算方法が変わってきます。SNSで話題になった100円コーヒー3個買えば301円になるという謎の錬金術。これは外税清算によるものです。
その前から、おでんのCMを出したときに「おでん、なんと70円、100円」と言う文言を出していました。よーく見ると、テロップに「税抜」と言う文字があるのですよ。
おでんは価格改定の時に税抜きで100円にするようにしていました。これは全国で共通の価格だからCMにできたわけです。
コーヒーもCMを流したときに「セブンのコーヒー、新しくなってお値段そのまま100円!(税抜)」とアピールしたかったんでしょう。
ところが、コーヒーの場合は本州で税込100円をキープしていたので、CMをしても価格表記はバラバラだったためおでんのようにできません。(テロップをエリアによって変えるしかない)
2:コスト面等を考えての値上げ。
これも考えられる話です。
現在は徐々に物価が高くなっています。それだけ値上げをせざるを得ない状況になっています。
そうなってくると、いくら単価が安いセブンカフェでも値上げをする時代は来るはずです。そうしないと儲からないから。
だから、試験的に本州以外のエリアで値上げしたんじゃないでしょうか?
3:値上げしても手軽さがなければ売れなかった?
セブンカフェのレギュラーが100円である理由はお手軽にワンコインで買えるから。コンビニコーヒーの定番がワンコイン100円で買えるのはそうゆうことです。
じゃあ、このコーヒーはなに? といえば、キッカケだと思います。
セブンイレブンは過去に「コーヒーとついでにサンドウィッチ」を買うと公言されていたので、さらに客単価を上げるためにドーナツを販売していました。
それなのに、なぜか108円で販売していました。
108円になると、小銭が最低2枚必要(お釣りで1円2枚)になるので、それだけ手間になります。100円だと100円1枚だけで済むので、スマートに対応できます。それなのに108円になった途端売れなくなったんだと思う。事実、わたしも108円だった頃は買わなかった。
そういった手軽さがなくなったために、元に戻したんじゃないでしょうか?
4:現在のセブンイレブンは?
セブンイレブンも色々試行錯誤をして商品を開発、販売しています。
今回のはコーヒーの値上げを踏み切った理由をわたしなりに考えてみました。
コンビニコーヒーが100円で買えるという風土を作ったのは他ならぬセブンイレブンです。
そのセブンイレブンが自ら壊そうと思って108円に踏み切ったんでしょうけど、結果的にコンビニのコーヒーは100円であると言うのが定説になってしまったために、売れなかったんだと思います。
今後はどうなるかわかりませんが、現状100円はキープされるんじゃないでしょうか?
セブンイレブンはその後、ブルーマウンテンなどのコーヒーを販売し、価格も120円(グアテマラブレンドの場合)とちょっと高めに設定しています。ローソンやファミリーマートでもバラエティに富んだコーヒーを販売しています。
100円コーヒーをベースに色々クオリティや量を向上させて販売するスタイルは今後も継続されるんじゃないでしょうか? その分100円コーヒーはキープされると感じています。
今回は2019年に販売されていたセブンカフェのコーヒー・レギュラー108円について、書いてみました。今となっては過去の話ですが、こんなことがあったよと言うことで、覚えていただければ幸いです。
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