写真は楽しい!今日から写真が変わる <絞り・シャッタースピード>
フィルムでもデジタルでも、シャッターを押した瞬間の映像を表現するためには、いろいろな要素が合わさって、はじめてキレイな画像となります。
その中でも特に重要なのが、「シャッタースピード」と「絞り」の関係、『露出』です。
『露出』とは、レンズから入ってくる光の量を調整して、映像を最適な明るさで表現する数値のことです。
『露出』は、よく下にコップを置いた水道の蛇口で説明されます。
蛇口の開け具合=絞り
蛇口を開ける時間=シャッタースピード
コップ=フィルムまたはセンサー面の感度(ISO400 など)
出た水の量=光量(フィルムまたはセンサー面にあたる光の量)
蛇口を少し開け、長い時間水を出しても、蛇口をしっかり開けて短時間で出しても、コップが満水になれば、それは同じ水量が出た=同じ光量だった、ということになります。
上で説明したシャッタースピードは、一般的に『1/○○』(○○分の1秒)と表記されます。
カメラの内部にあるシャッター幕と呼ばれるものを開ける時間を指します。
シャッター幕が開いている時間だけ、フィルムまたはセンサー面に光が当たります。〇〇の数字が大きいほど、シャッタースピードは速くなります。が、その分、光を入れる時間が短くなります。
蛇口の開け具合、絞りは、『f△』(エフ△)と表記されます。レンズ内部にある、光を通す穴の大きさを表す数字です。
数字が小さいほど、穴は大きくなり、光を通す量が多くなり、逆に数字が大きいほど、穴は小さくなり、光を通す量が少なくなります。
最後に、コップが満水=適正な光量。たとえば、適正な露出が
シャッタースピード=1/60
絞口=f8
であったとき、表には「12」とありますね。
この状態から、シャッタースピードもしくは絞りを変更するとき、あわせて調節することで、明るさを維持(=適正な光量)することができます。
シャッタースピードを1/15にする
=絞りをf16にすれば同じ光量絞りをf2.8にする
=シャッタースピードを1/500にという感じです。
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