見出し画像

名古屋講座「実力が120%発揮できるピアノがうまくなる からだ作りワークショップ」のご報告:2019年10月10日(木)ヤマハミュージックリテイリング名古屋店様講座

はじめに

1か月くらい前になりますが、アレクサンダーテクニークの発見者F.M.アレクサンダー(1869-1955)の命日の10月10日(木)に、ヤマハミュージックリテイリング名古屋店様に呼んでいただきまして、ピアノ奏者向けの講座を行いました。全2回の講座の初回です。

なかなかはじめは前に出て演奏してくださる勇者が現れなかったので、気づきを深めるエクササイズだけで終わってしまうのかもと思いましたが、おひとり演奏されて、格段に音の響きが豊かになり、ご本人が「支えが楽になった」とおっしゃってから、多くの方がご希望くださいました。

視界と重心の意外な関係

視界の広さを個々人に応じた適切な広さにすると、重心が降ります。重心が降りるというのは、からだを押し下げることではなく、小脳が身体の動きに応じた最適な状態を制御できていることです。

画像1

上の写真は、視界が変わると、重心が降りて、横から押されても動かない

画像2

上の写真は、視界と重心のワークを受講者全員で体験中

画像3

上の写真は視界と重心のワークに関する質問に回答中

からだへの気づきを増すワークの後は、実際にピアノの演奏にアレクサンダーテクニークはどのように具体的に生かすのかというレッスンをしました。

大前提になるのは、身体を押し下げない。押し下げると、全身のそれぞれ反対のお仕事をするセットの筋肉たちが同時に緊張

して(解剖学で言うところの共収縮または同時収縮)、全身が固まって動けなくなるからです。


具体的な課題として

オクターブ

和音

上行・下行

音がつぶれないフォルティッシモ弾く

下の写真は、アレクサンダーテクニークをピアノ演奏につい会うために、座り方を変える

画像4

下の写真は、大きな音を効果的に出すことを指導

画像5

次回は2019年11月14日(木)10時からヤマハミュージックリテイリング名古屋店様で行います。初回を参加されなかった方もご受講することができます。
>詳細


内容予告
前回10月10日(木)の復習

「からだ」には本来、ある動きを引き起こす筋肉が緊張し、

反対のお仕事をする筋肉が緩む相反抑制という機能があるのに、実際には反対の仕事をする筋肉が緊張して、動きづらくなる。なぜか?

基本的な姿勢

脳の中の身体地図(ボディマップ)

スケール

親指への違和感

和音

オクターブ

黒鍵が入る

フォルティッシモ

11月14日(木)初出の内容

より表現力を豊かにする

あがり症の防止

初見の曲を演奏するのが苦手

楽器に脳の中の身体地図(ボディマップ)を拡張して、

より表現力を向上させる

ピアニッシモ

トリル

トレモロ

速いパッセージを演奏する



なおふだんは、東京と横浜を中心に、ほぼ毎日レッスンをしています。

https://alexanderdiscovery.jp/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?