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自分の言葉が届いていた話。

これについて書く。

努力が必ずもたらすモノの話。

先月、甥っ子にプレゼントした本「よのなかルールブック」にこんなことが書いてあった。
「努力が報われるとは限らない。それでも、努力しつづける」

「報われる」というのは世間的な成功が含まれたニュアンスを感じて、個人的にはモヤる表現。
ただ、「努力する人の道は、必ず拓ける」ことに意味があると考えている。
それが道なき道であっても、終点が行き止まりであったとしても。
進まなかった人には、見ることができない景色を見ることができる。

進路に悩むフレンドにそれを伝えた話。

「フレンド」っていうのは、ゲームで相互フォローしているプレイヤーのことね。

twitterの趣味垢に全力を注いでいた時期があった。
自分は、リアルな人間関係では趣味について語りたいタイプではないので、「同じモノが好き」という接点だけでフラットに交流できるtwitterが性に合っていた。
推しキャラが同じフォロワーさんとはゲームでもフレンドになったりして。

ゲームの話題に混じって、リアルの(断片的な)話をツイートするフォロワーさんが少なくない中で、ひとりのフレンドさんが気になっていた。
日々のツイートから、真剣に将来を考えていることが端々に感じられる彼は、大学受験のためゲームから距離を置いていた時期があった。

ゲーム内のメッセージからこう送ってみた。
「努力する人の道は、必ず拓ける」

いや、なんでゲーム内から真面目なメッセージ送ってんだよ。て話だけど。

それから4年後の話。

今年の春、大学を卒業した彼からもらったメッセージには私が送った言葉を引き合いに出して、研究室を一番の成績で卒業したこと、社会人として目指したい姿、が書かれていた。

ずっと覚えてくれていたことに驚いたと同時に、めちゃくちゃ嬉しかった。

「努力する人の道は、必ず拓ける」
いつか彼が、誰かにその言葉を託してくれたら。なんて思うのは気障すぎるので止めておくけど。

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