【素朴だけど本質的な小中学生の考え】
広域性通信制高校サポート校・CAP高等学院の代表をしています佐藤裕幸です.
今回は,小中学生向けのオンラインイベントで感じたことを書いてみました.
昨日は,先週に引き続き2回目の小中学生向けのオンラインイベントでした. 今回も28名の小中学生に参加頂き,大変盛り上がりました.
今回の対話では,ボストンダイナミクスとAiboの動画を見せた後に,「もしこれから生まれ変われるとしたら,人間とロボットどちらがいいですか?」という問いを投げかけてみました.
「もちろん人間」という回答が圧倒的に多くなると思っていましたし,実際そう答える小中学生が多かったのも事実ですが,その後の対話がなかなかなものでした.
「疲れないという点では,ロボットもいいかも」
「人間の代わりに大変なことさせられているのは,少し可哀想かも...」
「独り暮らしのお年寄りと会話をしてくれるロボットはもはや家族かも...」
「例えば,手だけロボットの人は,人間?それともロボット?」
「それだったら,頭より下全部がロボットなら,人間?ロボット?」
「脳だけ人間のものだったら?」
みたいなことを,大人の意見を全く入れることなく,自然に出てくるのが,本当にワクワクしました.
さらにびっくりしたのが,「学校で『みんな幸せに過ごせたらいいね』って言われましたが,全世界の人間が幸せに生きられるって本当にできるの?悲しみは本当になくなるの?」と発言する小学生も出てきました.
こういうコメントを見ると,もしかしたら「子供らしくない」みたいなことを言う大人が現れるかもしれませんが,そもそも「子供らしいって何?」て思いますし,それこそ大人の勝手な思い込みを押し付けていることにもなってしまします. これからも回数を重ねていきたい企画です.
子供たちのシンプルな思いに大人はしっかり向き合えていますかね?
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