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VRchatの防音部屋の作り方 その2 【壁の構造設計と対策編】

【注意】今回も引き続き10いいねないと続きを書く予定がありません。続きを読みたい方はぜひいいねをお願いします。

前回10いいねを超える評価をいただきました。ありがとうございます!お礼として、前回の続きから始めたいと思います。

前回までは、防音室を作る前までに知るべきことを書きました。

①自分の家やマンションの壁の構造
②壁に使われている材質
③漏れている音の種類、部屋から聞こえる音の種類


の3つです。僕の部屋は「①一般的な薄い壁未満の仕切り ②木造 ③話し声がもれるし、外からの音も侵入してくる」状態でした。

防音室の施工は、人によって様々です。やり方次第で、「防音したい目的、防音するためにかけることができる日数、コストでやる内容が全く変わってしまう」からです。

僕の部屋は、寝るだけでも、音が漏れてしまう、部屋とは言えない状態でした。なのでベット部分含めて全体の防音が必要ということになったのです。

なので、薄い壁を補強し、窓から侵入してくる音も防ぐ!という方向でDIY工事することになりました。


防音室を作るうえで立ちはだかる5つの壁

防音室を作るうえで一番大事なのは、「何が制限事項か」ということです。
主な制限事項を言うと

①耐荷重(建物が耐えれる重さ)
②人工(何人作業できるか)
③工期(工事をどれくらいで完了させたいか)
④スペース(どれくらいのスペースを防音にかけれるか)
⑤能力やツール(電動のこぎり等のツールが充実しているか)
⑥防音環境が欲しいスペースの大きさ(狭ければ狭いほど①~⑤が楽)

でしょう。

④を例にすると、隣の壁とトビラの間の隙間が30㎜しかなかったら、30㎜に対応する壁構造にしないといけません。

 実際に僕の部屋で一番余裕がない箇所は40㎜しかありませんでした。なので、その個所には石膏ボード12㎜×3個にすることで、隣の話し声が何をしゃべっているのかわからない程度まで抑えることに成功しました。

このやり方は実は全然スマートではなく、本当なら重いハードボード(石膏ボードより薄いが激重でカッターでは切れないもの)を使うのがベストでした。

しかし、僕は②③④⑤⑥を検討した結果、カッターでも切れる12㎜厚の石膏ボードを3個使うことにしました。こうすることで当初の目的は達成しながら、短期間で作ることに成功したのです。

防音室を作るうえで何が一番問題だったか?

僕の場合で一番課題なのは、何といっても⑥でした。スペースで言うと6畳以上防音環境が必要になります。ベットを含めた部屋全体の防音を考えないといけないのです。

コストと壁の重さをいくらでもかけれるんでしたら、石膏ボードを何十枚も貼り付ければいいのですが、そうすると、木造住宅の場合、つぶれてしまいます。①が課題になってくるのです。

防音と重量は相関関係があります。特に話し声の場合、壁が重ければ重いほど防音には有効です。話し声は「空気音」とも言われ、以前からお世話になっているサイトにも、防音方法の対策が以下のように書かれています。

【防音方法】
・空気音に対しては、壁の質量を増やして防音性能を高めます。
・固体音に対しては、既存の壁と極力絶縁して防音材を設置します。

https://www.annoise.com/sound/walls-types-soundproof-performance.html

音によって対策が変わってくるので、なんでも石膏ボードというわけではないのです。ただ、一言だけ言っておくと、木造住宅の場合、重さはどうしても必要になってくるということです。

一番問題だった仕切りをどういった壁にしたか?

で、ここで一番の課題だった薄い仕切りについて話していきたいと思います。薄い仕切りは例えると、カラーボックスで壁を作ったような感じでした。つまり、防音性はほぼゼロです。

で、僕の場合、石膏ボード12㎜×2の厚さにくっつけて、壁にくっつけました。こうすることで、遮られている感じは出るようになりました。

しかし、25db以上削減するにはまだまだでした。そこで、相手側のカラーボックスもどきにホワイトきゅーおんを充填し、反対側も50㎜のホワイトキューオンをつけました。

で、さらに遮音材サンダムを2枚重ねでとりつけました。

←こっち側 サンダム2枚・吸音・石膏ボード2枚・吸音・カラーボックス→

といった感じです。ここで重要なのはサンダムを2枚重ねにするということです。サンダム1枚だと効果が一気に薄くなります。

こうして、1つの壁を作ることに成功しました、この壁を一人で作るのに大体6時間位かかりました。よく防音室を作ろう!みたいな大工が作るチャンネルとかありますが、そういった場合は基本的に生活しない部屋で作るので後片付けなどが不要です、

しかし、僕の場合は、寝室込みなので、工事を小刻みにしてちょいちょいして清掃などもしていたので、掃除+ものをどかしてもどす等の作業混みで壁とプラ窓作成を合わせて、3日というのは相当短期間でやったということがわかるかと思います。まぁ、そのうち24時間は睡眠ですし。

ほかにやった壁の補強 その1 押し入れの補強

 また、意外な音の侵入経路は押し入れです、押し入れは薄い石膏ボード一枚で作られていることが多く、それだけだとほかのところから音がだだもれです。

 なので、押し入れ全体に石膏ボードを敷き詰めました。おかげさまで、ほかのところからの音が入らなくなりました。もともと石膏ボードが一枚ある個所は、一枚ついかするだけで、効果ばつぐんです。

最高の防音環境を整えるのに一番なのが、断絶です。つまり、一切接触させないで、もう一つ壁を作るという方法です。しかし、この方法、素人一人だとやるのがとてもキツイ。高所作業も増え、けがのもとです、

またくぎを打ったりする時間も増えるので、本格的にやりたい人のみおすすめします。自分の場合は、話し声だけだったので、壁については、まず石膏ボード2枚で済ませました。

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この記事を書いている猫について知りたい方は以下参照お願いします。
(外部の私のサイトになります)
https://vrchat-fbt.com/hiro124move/

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